渓流域は、雨が降れば、増水して、濁りが入り、水温は低下する。特に山岳渓流では、峠の向こうは晴天だが、こちらは大雨ということがよくある。そのため、鉄砲水や土砂崩れで緊急避難せざるを得なくなり、周りの方に迷惑をかけてしまう箇所も少なくない。通いなれた河川でも充分に注意して、厳しい条件下でも期待出来るポイントを探し出すことが必要だ。私達シルバー世代のテンカラマニアは、いかに安全で短時間に楽しめるかを考えてポイントを決める。勿論、外れることも多いのだが…。毛バリのカラーやサイズなどはあまり気にしない。“バシャバシャ”ライズしている時は、毛バリを交換する手間が惜しい。どの様な毛バリを使っているか聞かれることもあるが、「自分が見える色、見える形の毛バリです」と答えている。隠すつもりはない。当然のことだが、着水時に見えない毛バリでは合わせられない。いよいよ、9月はラスト釣行の時期。大きなたまり池やダム湖の流れ込みで、本流差しの大物を狙いましょう。●タックル(参考までに)・テンカラ竿/3.00~3.60m・ライン/フロロ4号4.5~5.5m(レベルライン)・ハリス0.8~1.0号1.0~1.4m