さあ~ご飯にしようと思った瞬間、大粒の雨が…。バチバチ~と強く降り始めた。車内に避難してお昼を食べながら、皆はスマホの雨雲レーダーを見つめている。午後はこれから更に強い雨も来そうだった。サクッとランチを済ませて、暫し皆で作戦会議。「午後はど~する?危険ではないか?」。雨雲は大きなものではなく、小さな塊が途切れ途切れやってくる感じだった。なので…大雨が降っては止んでの繰り返し。幸いにも上流には雨雲がくる予報はなく、増水も急にはなさそうだ。答えの出ぬまま悩んでいると、アニキが一言。「今行くか?このまま帰るかですよ」と、鶴の一声。「決まった!行こう!」。こうして土砂降りの中、私達は再び川へと向かった。川に着くと、雨が落ち着いていた。その隙にポイントに移動して仕掛けを張り、準備を進めた。さぁ、ひと流し目~とオトリを放った瞬間、ガッツーン!ドーン!今日一番のアタリだ。瀬の芯の流れで掛かったのでのされる~!「これはデッカイぞ!」。下って下って何とか竿を立てて引き抜き~!バシッとキャッチ成功!「あ~、やった~、やった~!」。タモに収まったのは体高のある良型だった。前回逃しまくった“姫川アユ”よ!ど~だ。今回はとったぞ~!上流を見ると、相方も大きく竿を曲げている!ここからが凄かった。雨は本日最高の土砂降りに。すると同時にひと流し1匹の怒涛の入れ掛かりタイムが。流心にオトリを入れて止めているとガッツーン!ドーン!の連発である。掛けては下り、また戻り、オトリを放つの繰り返し。足がもつれてコケるコケる…雨もあって全身ずぶ濡れだ。しかし、そんなことはお構いなしに、“姫川アユ”はどんどんオトリにアタックしてくる。「腕が~、足が~」と皆嬉しい悲鳴。全員が短時間に10匹以上の怒涛の入れ掛かりを楽しんだ。その後、雨が弱まるとピタッと反応がなくなり、雨が強まるとまたしてもお祭タイムに…。暫くこんな時間を繰り返すと、いよいよ少し増水の気配。皆充分楽しんだ!リベンジ釣行も大成功!まだ日暮れまでには時間があったが、ここで大満足の納竿とした。日本海のアユシーズンは残り少ない。しかし、“姫川アユ”はまだまだパワフルな状態だ!“さあ、姫川へ急ごう!”、夢のひと時を味わうために。