「中層引きだけでなく、フォールの泳ぎでもバスにアピールできるのがダウンショットリグのメリット。浮力のある素材に合わせたやや重めのシンカーをセットすることで、フォールスピードが出て、パタパタするアクションがでます。オリジナルサイズなら2.5-3.5g、ダディなら5-7g、マグナムなら10-14gが適しています」ダウンショットリグの使いドコロは、やはりリザーバーがメインになりますか?「もちろん房総リザーバーのアカガエルパターンのように、バスがカエルを偏食しているときは特に有効ですが、自分でいろいろな時期に全国の釣り場で試したところ、カエルとは関係なく釣れました。今のところ、唯一効かないと感じたのは琵琶湖でのワカサギボイルパターンのとき。バスが明らかにワカサギを偏食していて、スクーパーフロッグのダウンショットリグにはノーバイトでしたね。季節もトップが効かなくなったあと、ダウンショットリグでいつまで釣れるか試したのですが、結果は冬になっても釣れましたから」スクーパーフロッグは松本幸雄さんという稀代のマルチアングラーによって、開発者の川村さんも気づかなかった中層での適性を引き出されることになったわけだ。これはリアルなキックアクションを追及によるポテンシャルあってのことに違いない。表層と中層の二刀流で活用できるのが、スクーパーフロッグの真の性能なわけですね。「…実は今年、新たに見出されたスクーパーフロッグの中層攻略メソッドがあるんです。それは…」川村さんが明かしてくれた、ノーシンカーリグ、ダウンショットリグに続く第三のスクーパーフロッグ活用法については【後編】にて詳しく解説。スクーパーフロッグマグナムでの驚きのでかバスキャッチシーン動画をお見逃しなく!