この後少しずつ釣り下ると、友人が荒い瀬でHITもバラシ。話を聞くと“ドンブリ(掛かったアユとオトリが絡み共に切れてしまう事)”もあったという。アユのサイズが大きいので、複合の0.1付け糸、0.4~0.5号のラインでも、竿がのされたりするとラインが切れてしまう。相方も待望のHITはドンブリ~だったとのこと。私は更に下り、瀬を攻めてみることに。すると「ドーン!」と強いアタリ。堪えながら下る下る、しかし限界が。これ以上行くとかなり深く荒い場所になってしまう。これ以上下ることが出来なくなった。足を止めて、竿尻を腰につけて何とか堪える。そして、竿を立てようとしたその時、スッと竿が軽くなった。「ドンブリじゃ~。くう~」。気付くと、昼過ぎから降っていた雨も強くなって来ていたので、ここで納竿とした。皆、釣れた数は少なかったが、内容の濃いBIGファイトを大いに楽しんだ。持ち寄ったアユを見ると、型揃いの“大アユ”ばかり。この“大アユ”達を見ていると、秋の訪れを感じると共に、過ぎゆく夏を恋しくなった。