教室の時間を迎え、ファミリー達が各インストラクターから説明を受ける。アオイソメを触れない子供は少なく、すぐに慣れて、1cm程度に切って通し刺し。一斉に釣りスタート! 暫く反応がなかったが「釣れた」と声が上がる。シマハゼだったが嬉しそうなファミリー。子供さんが「初めて釣った」ということだった。「想い出の一匹。是非写真を撮ってあげて下さいね」。その後、マハゼもあちらこちらでヒット。予想に反して下げ潮で釣れ始めた。通常は下げで水温が下がるのだが、運河の流れは複雑で読み辛いのも特徴だ。私はハゼのいる距離を探りながらレクチャー。するとマハゼが連続ヒット。朝の苦労は何だったのか? 不思議な感じだ。なかなかヒットしないファミリーを見ると、エサがそのまま残っているようだ。オモリを4号から8号にし、ハリも7号からハゼバリ4号程度にサイズを落とす。一つはハリが刺さりきらない状況、もう一つは、魚はいるが低水温による活性の低さが釣れない原因のようだ。しかし、このセッティングにすると、ナイロンラインを使ったパックセットの釣り竿にマッチして、2度目のアタリの時にはしっかりと掛かるようになった。サイズは15~18cmが多く、掛かってしまえば引き味は充分。「乗り」や「もたれ」を捉えて合わせるハゼ本来の釣りとは違うが、まずは「釣りの楽しみ」を伝えることができた。「また掛かった」と嬉しい声が聞こえると、初めて会ったはずの子供達が皆で駆け寄り、興味深々。ウロハゼやシマハゼを比べたり、変化する色をみて「変わった」と楽しそう。癒される光景であった。因みにウロハゼは1尾確認できただけ。やはり水温が下がっていたのかもしれない。その後、気温が25℃近くに上がり、水温も少し上昇したのか、連続ヒット、ダブルヒットの場面も見られた。カンドコロは「置き竿」。2~3分経ったら回収、エサ付けして再投入。自分のモバイルロッドは、ミチイトに極細PEとカーボンロッドの組み合わせでアタリが出やすい。苦戦している子供に貸すとたちまちヒットした。午後2時になり皆さん大満足で教室が終了かと思いきや、エサがなくなるまで、皆さん楽しんでいた。横浜エリアは少し遅れている感じもするので、11月一杯はいけそうだ。気軽に、大都会横浜エリアのハゼ釣り散策を楽しんでみてはいかがだろうか。