マルタウグイの釣りで高実績なルアーは5~8gクラスのスプーンか7cmクラスのミノー。個人的には手返しのよさからスプーンの使用頻度が高いが、浅い瀬の中で泳ぎ続けさせる釣りのため7~9cmクラスのフローティングミノーもオススメだ。産みつけた小魚の排除や仲間と誤認させてのバイトというパターンを考えるとミノーはかなり有効だ。また、ルアーを仲間と誤認させる釣りのパターンが成り立つのであれば、ウグイカラーのビッグベイトが活躍することも考えられる。これはまだ試していないが、ぜひ試してみたい。ただ、ビッグベイトのフックをマルタウグイの口に掛けるには、アレンジやチューンが必要になるかもしない。僕はスプーンやミノーを使った釣りでも、バーブレスのシングルフックを使用している。というのも、この釣りは群れの中にルアーを流し込むスタイルのため、トレブルフックだと意図しないスレ掛かりが多発してしまうからだ。それを避けるためにもスプーンの場合もミノーの場合もシングルバーブレスがオススメなのだ。天気がよく気温が上がったタイミングがベスト!マルタウグイの釣りをしていて感じるのは、晴れた日の気温が上がったタイミングでの活性の高さだ。雨や曇りの日よりもスカッと晴れ、気温も上がったタイミングでバチャバチャと浅瀬で水柱を立てているケースが多い。瀬に差していない時は、浅い瀬の下流側の深いところで群れているようだが、日が照ると一気に浅瀬に差してくる。個人的には、このタイミングの釣りが好きだ。春の風に桜吹雪が舞い、河原には菜の花が咲き乱れ、川沿いではウグイスやヒバリがさえずる。そんなうららかな春の日に、ログサーモンことマルタウグイの釣りを楽しみたい。