オフショアマガジン
2010.5.1号

伊藤遊船・千葉県行徳
東京湾・半夜釣りのアナゴ、早くもスタート!

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東京湾の初夏の風物詩、半夜のアナゴ釣りが早くもスタートした。同時に前半にシロギスを狙い後半、アナゴ釣りという“リレー船”もスタートした。「アナゴ釣りだけでは物足りない…」ということで、“リレー船”を選択、4月18日(日)に行徳『伊藤遊船』の船に乗った。

14日の“試し釣り”トップで23本

[動画]無風快晴の東京湾を快調に走り釣り場に向かう
“11時30分集合、正午出船”と言うのが『伊藤遊船』の“リレー船”。基本的に予約乗り合いなので、前日までに申し込んでおく。
18日の乗船者は、全部で9人。4月14日にアナゴの“試し釣り”が行われ、まずまずの釣果(トップで23本)が上がったため、17日(土)から乗合船が出る手はずになっていたが、前夜から季節外れの雪が降り、当日は朝から北寄りの強風で出船出来ず、この日が事実上の初出船となった。

ミズクラゲとアカクラゲがウヨウヨ

定刻に行徳を出船、晴天無風の東京湾を快調に走り、航程1時間ほどでシロギスの釣り場、中の瀬に到着した。
すでに20隻近くの船が、シロギスを狙っていたが、移動を繰り返す船が目立ち、食いはあまり良くない様子。我々の船も早速仲間入りしたが、船の周りにはミズクラゲとアカクラゲがウヨウヨと漂っており、船が移動を繰り返している理由のひとつのようだ。
舵を握る三島修船長は、クラゲの少ない場所を選んで船を停めた。船長の合図を待って、一斉に仕掛けを投入。間もなくポツリポツリと良型のシロギスが釣れ出した。
それを確認して、こちらも竿を出した。20m程仕掛けを投げ、スローで引いてくると、竿先に明確なアタリ。小さく竿を立てて合わせると、心地よい引き込みで20cmオーバーのシロギスが釣れて来た。

連チャンモードに突入!

シロギスタックル図
しかし、シロギスの食いは、ひと息渋く、なかなか連チャンモードにはならない。そのため、船長は少しでも食いのよい場所を求めてまめに船を移動させる。その甲斐あって、移動の度にボツボツとアタリが続き、日が傾く頃にはあいちらこちらで連チャンモードに突入した。

船上で食べる“汁物”は美味い

「間もなくアナゴに移動しま~す」。午後5時半を過ぎた頃、船長からアナウンスがあり、船宿サービスのカップ麺が全員に配られた。船上で食べる“汁物”は実に美味い。
そうこうしている内に薄暗くなって来た。いよいよアナゴ釣りである。30分程走り、東京湾アクアラインの“海ほたる”の灯がハッキリ見える辺りでイカリが入れられた。

船上で食べるカップ麺の味は格別だ
[動画]シロギスつりの模様

今シーズン初アナゴは35cm級

“リレー船”のアナゴ釣りの時間は日没時から8時半までである。正味2時間の“短期決戦”だ。モタモタしていればアッという間に終わってしまう。餌の青イソメをダンゴ状にハリに付け、早速釣り始めた。しかし、目の前に浮かぶロープのきれっ端は、ほとんど動かず、潮が流れていないのは明白だ。そのためか食いは渋く、なかなかアタリが来ない。
「右舷側で型を見ましたよ」という船長の言葉が終わるか終わらない内に、こちらの竿先にもモゾッと小さなアタリ。一呼吸置いて強めに竿を立てて合わせると、ガッチリとハリ掛かりした。今シーズン初のアナゴは35cm級のまずまずサイズ。“白焼き”で食べるには絶好の大きさだ。

アナゴタックル図

“江戸前アナゴ”と言えば、天ぷらと相場が決まっているように言われるが、中・小型の“白焼き”を生ワサビを乗せて食べて頂きたい。病み付きになること請け合いだ。

[動画]釣ったアナゴは捌いてくれる

紅一点の栗原千恵さんが唯一の“ツ抜け”

「ちょっと上げて下さい。移動します」。30分もしない内に船長から声が掛かり、1回目の移動。短時間な上にイカリを入れての釣りなので、移動の時間が惜しい気がするが、実は、短時間の釣りだからこそまめな移動が肝要だ。「いつか食い出すだろう」などと待っていては、それこそアッという間に終わってしまう。
14日の“試し釣り”では、もっと頻繁にアタリがあったようだが、この日は前日の雪と冷え込み、シケの影響か最後まで船中ボツボツといった釣れ方が続いた。そんな中、この日、紅一点の乗船者だった栗原千恵さんは、11本のアナゴを釣って唯一の“ツ抜け”(ふたケタ)を達成した。

シロギスのトップは48尾

全体の釣果は、シロギスが2~48尾、アナゴが1~11本と、乗合船初日成績としてはまずまずだったが、「今日は、いまいちの釣果で申し訳ありません。もっといい場所を探して頑張りますので又いらして下さい」と三島船長は、下船間際にアナウンス。何とも謙虚な姿勢に感心させられた。

謙虚な姿勢の三島船長
乗船者唯一のアナゴの“ツ抜け”を達成した栗原さん

期待してもよさそう!

さて、今シーズンのアナゴだが、前評判は決してよくなかった。しかし、この日釣れたアナゴのサイズは、全般に小さく(場所にもよるので一概には言えないが…)、結構、魚影は濃いのでは-との印象を受けた。“梅雨アナゴ”の言葉もあるとおり、シーズン盛期は6、7月だが、ある程度の期待はしてもよさそうだ。

(野口 哲雄)

今回利用した釣り船
行徳・伊藤遊船
〒272-0111 千葉県市川市妙典2-2-14
TEL:047-358-5774
詳細情報(釣りビジョン)
伊藤遊船ホームページ
出船データ
リレー船=餌、氷付き9000円
アナゴ船(午後5時出船、9時沖上がり)は餌、氷付き7000円。
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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