オフショアマガジン
2010.5.15号

ムツ六釣船店・神奈川県久里浜港
一発大物勝負!久里浜の「マダイバトル」に挑戦!

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東京湾のマダイのノッコミシーズンも終盤に差し掛かっているが、まだまだ一発大物の期待は出来る。神奈川県・三浦半島東部の久里浜沖は、そんな大物が狙える超メジャースポットのひとつ。今回は、久里浜港を代表する船宿『ムツ六釣船店』から夢の大物を狙って出掛けてみた。

「ムツ六マダイバトル」に参加

現在、『ムツ六釣船店』では、ダービー形式の「ムツ六マダイバトル」を開催中だ。2月1日にスタートを切り、5月一杯で幕を閉じる。つまりラストチャンスを迎えている。現在までの暫定トップは、な、な、何と6.89㎏の超ド級。沖釣り初心者の自分、その半分のマダイすら釣ったことがない。ああ、それなのに…「どうせウチの船に乗るなら、優勝目指しなよ」と船長。
6kgオーバー、それも7kg近い大ダイと言えば、一生に1尾釣れるかどうかの“ドラマ魚”ですぜ、その魚を越えろって言うのは無茶ぶりにも程がありますってぇ!船長。
何はともあれ、無理難題なサブストーリーを背負っての釣行となった。出掛けたのは5月10日(月)の大安吉日。果たして結果は如何に!?

この日乗船した「第二十八東丸」
桟橋にはタラップがかかる
これが6.89㎏のマダイだ!

広大な無料駐車場スペース
受付はこちらで

マダイ船3隻出しの大盛況

マダイ船は朝7時出船。前日うっかり夜更かしをしてしまい朝起きられるか正直不安だったが(そんなことでいいのか、えっ!?)、何とか出船1時間前に港の無料大型駐車場に到着した。
この日『ムツ六釣船店』のマダイ船は、月曜日だというのに3隻出しの大盛況。これも大ダイへの期待感の表れか。その日が終わるまでは「今日こそ自分が日本記録級の大ダイを釣り上げる!」と皆思っていることだろう。
10分足らずで釣り場に到着。到着までの間に船長からハリスの長さと「指示ダナは上から取る」旨の説明があり、“戦闘準備”は整った、はずだった。

仕掛け図(ハリスの長さは船で統一しているので勝手に変えてはいけない)
朝の出船時はいつも最高の気分!

常連さんからのお情けを断って…

今回のレンタルタックル
今回も船宿のレンタルタックルを利用した。電動リールが付いているのがありがたい。また、この船には、各所にリール電源が設置されており非常に楽。「それじゃー、この仕掛けを使って下さいね」と、船長から仕掛けを渡された。
船のエンジンがスローダウンしたところで、テンビンに仕掛けを結び、ハリスを伸ばして行った。ところが、「アラ、アラアラ…」慣れない長ハリスに仕掛け用紙から出してく途中でこんがらがってしまった。そう、釣りをする前から「やってしまった!」のだ。“戦闘準備”など全く整っていなかったのだ。
「ハイ、じゃ始めて下さ~い!タナは27から25m」。船長からのアナウンスで皆一斉に仕掛けを投入した。
しか~し、こちらは依然としてハリスと格闘中。釣り始める前から船長に新しい仕掛けをもらうのはさすがに気が引ける-と言うより格好が悪過ぎる!だが、ハリスは硬いフロロカーボン素材。糸グセがウネウネ付いたハリスではお魚さんは食ってくれないだろう!と慎重にハリスを解いていく。それを見兼ねた両隣の常連さんが「これ使いなよ!」と声を掛けてくれ、新しい仕掛けを差し出してくれた。
「クゥ~なんて良い人たちなんだ!」と大感激。しかし、ここで甘えてしまっては男が廃る。「スミマセン。何とかなりそうなんで大丈夫です」と、ぐっと堪えてやせ我慢。

リール電源は座席の下に設置されている
つけ餌
コマセ

3kgオーバーの立派なマダイ

そうこうしている内に「ハイ、当たったよ!右舷」と船長から声が掛かった。手前マツリの仕掛けを放り出し、慌ててカメラを持って猛ダッシュ。 竿は大きな弧を描き、少なくとも1kg、2kgのサイズではなさそうだ。見ているこちらも興奮してしまった。慎重に慎重を期してやり取りの末、上がってきたのは3kgを超える(3.03㎏)立派なマダイだった。
「いや~1投目のヒットでした!」と、嬉しそうに話してくれた“この日の英雄”。
「ふう、いきなり良い画が撮れましたね!」と言う船長の言葉にこちら一安心。なんと開始10分の早業だった。
ここで上乗りの榎本優輝さんにマダイ釣りの道具と釣り方の説明を伺った。是非その動画をご覧あれ。

“この日の英雄”が釣り上げた3.03kgの良型マダイ!
船長も張り切って撮影!

大ダイの夢は…

「さあ、後は鈴木さんも遠慮しないで釣って下さいねー」と上乗りの榎本さんにハッパをかけられたが、実はまだハリスはこんがらがったままだった。
ああ~、ここから先は書きたくない。たった10分で3kg級のマダイが釣り上げられたのだ。誰でも“大好漁”を期待するだろう。ああ、それなのに、それなのに。何とこの日釣れたマダイは、“この日の英雄”の1尾だけだったのだ。釣れなかったのは、自分だけではないですよ。皆さん、その後は1尾のマダイも釣れなかったのです。念のため。
まあ、マダイ釣りでは、こうしたことがよく起こるものだが、よりによって取材に出掛けた日に遭遇することはあるまいに…。
今更ながら、釣りの難しさを改めて思い知らされる一日となった。
しかし、久里浜沖のマダイシーズンが終わったわけではない。冒頭にお伝えしたとおり、「ムツ六マダイバトル」もまだ続いている。一発大物を狙って是非チャレンジしていただきたい!!

常連さんも打つ手無し
お手上げ状態!?

(鈴木 恭介)

今回利用した釣り船
久里浜港:ムツ六釣船店
〒239-0831神奈川県横須賀市久里浜8-26-8
TEL:046-835-1777 (定休日:毎月の第2・4金曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
ムツ六釣船店ホームページ
出船データ
乗船料金:¥9,200(コマセ、付け餌付き)
貸し竿:¥500/ロッドキーパー:¥300/氷:¥100/貸ビシ:無料 ※返却できない場合¥1,000
出船時間7:00/沖上がり時間14:30
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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