釣りビジョン

琵琶湖仕込みの【サイコロラバー】と≪ネットプラ≫を駆使して、榛名湖の大会で優勝!?

2023年09月16日公開

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群馬の誇る美しき天然湖、榛名湖。そこで開催されるローカルトーナメント、【ダウト大会】に参加した! 琵琶湖仕込みの大味なテクニックは果たして通用するのだろうか?

榛名湖の梁山泊、”ダウト”を知っているか?

これまで榛名湖では2度釣りをしたことがある、この哀れな語り部(←筆者のこと)。その2度とも、とある草トーナメントなのだが…それがダウト大会。「ダウト」とは、榛名湖で年間5回ほどトーナメントを開催している群馬の釣り好き猛者集団である。

8月末、久しぶりにダウト大会にエントリーすることになった。
大会は月曜日だったのだが、その前日の日曜日は、語り部の親戚が自治体の首長選挙に立候補していて投票などのために故郷の千葉県へ戻らねばならず…プラはなし。前夜は前橋の漫画喫茶に泊まって、榛名湖へと向かった。

榛名湖への山道を上がり始めると、ドリフトのタイヤ跡が見られ…頭文字Dを思い出した(榛名湖への山道が主人公のホームコースのモデルである)。

今回の参加者は、横沢鉄平前編集長と語り部を含めた8人。NBC群馬チャプターを3連覇中の榛名湖絶対王者・長井健一郎さんもいて…相手に不足はない…いや、プラさえしてないのに勝ち目ないだろ…。

しかしながら、現代では「ネットプラ」というのもできる。現地へ行かず、ネットの情報を元にポイントや釣り方などを探るのである。

今回は、オリキンこと折金一樹さんの1年前のYouTube動画を事前に視聴し…動画ならではの解析方法を駆使。「釣れた」場所は大体絞ることができた(この解析術はいずれ別の記事にするかもしれない…?)。とはいえ、そんなのはあくまでも参考程度である。

琵琶湖・北湖作戦は不発。南湖作戦に急遽シフトした

7時20分ごろ、ダウト大会スタート!

まずは、オリキンさんがYouTubeで釣っていた、水深10m超えのエリアに向かう語り部。すると、横沢前編集長と沖で鉢合わせした…。

横沢「おお、モッチー。俺は今回の大会はテーマがあってだな…」

もったいぶった調子で作戦を話し始めた。

横沢「湖のど真ん中で釣る。それもトップでだ」

望月「おお、それは可能性あるんじゃないですか。がんばってくださいね」

さて。語り部は榛名湖初心者なので、いきなり釣りをするのではなく、まずは10mより深い沖を中心に9時半ごろまでほとんどキャストをしないで魚探を掛けて回った。ボトムにあるであろうオダや岩などを捜索し、そこに溜まったベイト、それを狙うバスを釣ろう…という琵琶湖・北湖的な作戦である。

しかし、2時間以上魚探をかけてみたものの…榛名湖の沖はほぼ砂漠状態だった。確かにベイトはいるものの、期待したほど大規模な群れではない。たまにバスのスクールがフィーディングしているのも確認できたが、表層やボトムではなく、ド中層。これをジグヘッドリグのミドストや水面放置などで狙ってみたが…ベイトの群れはオダや岩などに付いているわけではないので、どんどん移動してしまう。しかも、表層まで出てくることはほぼない。

沖のスクールバスを今日いきなり釣ろうというのは無理があるな…と判断したこの哀れな語り部。1時間ほどで沖の釣りは諦め、ウィードのアウトサイドエッジを丁寧に釣っていくという…琵琶湖・南湖的な作戦にシフトすることにした(こりゃ横沢前編集長も沖の表層狙いではボウズだろうな…)。

 

きたぞ50アップ!!…と思ったらまさかのラインブレイク

ウィードのアウトサイドエッジといっても、そんなものは湖一周ぐるりとある。時刻はすでに10時半。今からポイントを探す時間などない。なので、前回の大会で1匹だけ釣ることができた、東岸のポイントに狙いを絞った。ここにははっきりとしたブレイクがあり、水も濁り気味でなんとなく釣れそうな雰囲気を感じる。

魚探でウィードのエッジにいるバスの姿を確認して…サイコロラバーのダウンショットリグでリアクションを仕掛けていった。すると…なんとすぐにラインを弾くようなアタリ! すかさずアワセを決めると、ブンブンと大きなストロークで首を振る…これは…デカいぞ。やっと浮かせることができたと思ったら…フっと抵抗が消えてしまった。歯で1.2号のハリスが切られたのだ。ファイト中は「優勝」の二文字が頭をよぎったが、一転、ほぼ絶望である。榛名湖にビビったのか、細すぎるハリスを選択するという、やってはならないミスを犯してしまった。

ハリスを1.5号に変えて、同じような釣りを続けることにした。語り部には経験も時間もないのである。

なんと語り部が優勝&ビッグフィッシュ賞!! テッペイさんは?

横沢「おー、モッチー釣れてるか? 今日はシブいみたいだぞ」

望月「デカいのに切られちゃいましたよ…」

横沢「お、マジで!? 俺は沖のトップを諦めたぜ」

しばらく横沢前編集長とダベりながら釣りをしたが…アタリは遠い。風も少し吹いてきて、ウィードエッジにいたバスも消えてしまった。これはウィードの中に入っただろ、と、同じ釣りをインサイドでやることにしたこの哀れな語り部。バスと思われる魚がしばしば映った3箇所をローテーションして、しつこく釣っていると…13時50分、2度目のヒット!

さっきよりだいぶ小さいな…と少しガッカリしながらファイトしていたが、計測してみると…1290g。悪くないサイズである。

結局、これで終了。シブかったとはいえ、さすがに優勝は無理かな…。山田力弥さんが3位から結果を読み上げた。

山田「3位、須田貴行さん、3本で715g」

須田「今日は全部で7本。サカマタシャッド、カットテール、ゾーイで釣りました」

山田「2位、長井健一郎さん。3本で1081g」

長井「合計5匹釣りましたが、どれも300g台。沖のシューティングでデカいのを狙いましたが、魚が深くてアクティブじゃなかったですね」

というわけで…なんと優勝はこの哀れな語り部!! ビッグフィッシュ賞も同時ゲット! やはりシブかったらしく、ローウェイトに助けられた。バラシもあったので、小さくガッツボーズだ。9月の最終戦も連勝を狙ってエントリーするかも?(※滋賀県在住です)

施設等情報

水月 榛名観光ボート
〒370-3348 群馬県高崎市榛名湖町847 
Tel.027-374-9160

『水月 榛名観光ボート』ホームページ

施設等関連情報

営業時間:7:00~16:00
レンタルボート代金:手こぎボート 3000円、フットボート 4000円、免許不要艇 4000円
公共交通機関:JR高崎駅下車 榛名湖町行きバス 所要時間約1時間30分
車:関越道渋川伊香保IC下車 所要時間約50分
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

望月 俊典
千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。
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