2026年01月17日公開
いよいよ年の瀬が迫った高知県はいつになく暖かで、流石「南国土佐」といった陽気が続いていた。しかし新年を迎えると天候は一変。西日本に大寒波が襲来!「2026年元日に初釣りを!」と北風吹き荒む宿毛を目指す。今年も初釣りはアジングからのスタート!寒さ、爆風予報という状況下で、果たして初場所のアジに出会えるのだろうか?地元釣り具店で情報収集を行い、いざ宿毛へ!
四国西部、愛媛の状況やいかに?
ここ数年、年初めの初釣りは四国でアジング&エギングというのが定番となっている。今年も、昨年絶好調だった愛南地区御荘湾へと思っていたのだが、先発した友人たちから「あまり思わしくない」との情報が…。昨年、尺アジが乱舞したポイントでは今年はひと晩粘っても片手程の釣果とのことである。アジングの聖地である佐多岬でも、釣れている場所はかなり限定的で混雑気味のようだ。
はてさて、今年はどこを目指せば良いのか?すがるような思いで、地元の釣り具屋さんを訪ねてみると、有力な情報を得ることができた。教えてもらったのは宿毛地区である。毎年よく通る場所ではあったものの中々竿を出す機会がなかった場所であり、アジングでは初場所となる。しかしながら、釣行当日は爆風という状況…無事に竿を出せると良いのだが…。
夕マヅメ爆風スタートは底攻めでカマス連発!
釣り具屋さんではいくつかのポイントを教えてもらったのだが、中でもここ最近数が出ているという場所へ向かってみると、先行者はエギンガー1名のみ。それにしてもこの爆風…これいけんのか?釣りになるのか?と自問自答しながら、不安の中タックルの準備を進めた。
海を覗くも、少し濁りが入り魚の姿は確認できなかったが、「まあ、何か釣れるかもしれない!兎に角投げてみよう!」と2026年の初釣りを開始。コノ字型の堤防を二手に別れて探って行く。
リグはオススメされた0.8gのジグヘッドに3.0inのワームを装着し、底から順にタナを探っていった。しかしたったの一度も反応はなかった。寒さ、風に加えて、この反応の無さには早々に心が折れそうになる(汗)。しかし、ここまで来て手ぶらでは帰りたくない!この時点で唯一の救いは釣り具屋さんの「常夜灯が灯ると海は一変するから!」というアドバイスであった。この言葉を希望に、とにかく耐えるのだ(笑)!
悶絶する私たちの元に地元の親子アングラーがやってきた!彼らはキビナゴをエサにぶん投げると…あっという間にヒットさせた!上がってきたのは良型のカマスである!話を聞けば、ベタ底で反応があるとのこと。「隣でやってみてください!」と言ってくれたので、それではとお邪魔させていただくと、なんと今年初となる生命反応があった!さすが、ロコアングラーである。徐々に潮の流れも速くなり0.8gのジグでは流されてしまうため2gのジグヘッドへとウエイトアップ。明確に底が取れるようになるとベタ底でのみアタリが出始め、カマスがヒットするようになった。
その後は、親子アングラーと会話を楽しみながら、暫しカマスと遊ばせてもらったのだが「私たちはこの釣り場まで約12時間の道のり」だったことを話すと、驚いた様子で竿を置いて電話をし始めた。何かと思えば、本命のアジが釣れぬ私たちのためにあちこちに電話をし、色々と情報を聞いてくださっていたのだ!なななんとお優し~!体はすっかり冷え切っていたが、とても心温まる出会いであった。お土産を確保した親子アングラーは納竿。去り際には「これもよく釣れるよ!」とミノーをプレゼントしたくれた!「宿毛の釣りを楽しんでね!」という優しい言葉に「風がなんじゃ~寒さがなんじゃ~」と俄然やる気が出たのであった。
いよいよ常夜灯が点灯!来たぞ、来たぞ「ザワワ~!」
港では釣れていたカマスの反応もなくなり、またしても〝無の時間〟が続いていた。太陽は山陰に隠れ、一気に日暮れが進む。遠くにはポツリポツリと常夜灯が灯り始めているのが見えるのだが、この釣り場の3本の常夜灯は一向に灯る気配がない。相方と顔を合わせ「まさか正月だから点かないって事ないよね?」と不安になったほどである…(笑)。しかーし!19時過ぎになり、やっと、やっと常夜灯が点灯~!「あ~良かった」と胸を撫で下ろした。その直後、嘘のような話になるが、海面が「ジャバジャバ」「ザワザワ」と急に騒がしくなったのだ!
こ、これが釣り具屋さんの言っていた「常夜灯からの一変」なのか?もしそうならば、出来過ぎのようなタイミングである。さっそくワームを投じてみる。しかしながら、海面のざわめく場所までどうにもこうにもワームが届かない(泣)。どうしたものかと考えながらもこの時合いを逃してなるものかとキャストを続けた。すると足元で「ゴン!」何かが掛かった。水面に姿を現したのは、あの銀色の魚体である!「キターーー!アジキターーー!」ついに、宿毛アジとの対面だ!うれし~!
サイズは小さめであったが、嬉しい1尾となった。アジもカマス同様にベタ底をゆっくり巻き、あまりアクションを入れないようにすることで釣果がアップした。5~6尾キャッチすると、パタリと反応はなくなるので、そのあとは足を使ってポイントを変えながら群れを探す感じだ。どうやら小さい群れが港内をグルグルと周っているようだ。しかしながら、やはり常夜灯周りの足下が最もヒット率が高かった。
2人共に「初釣り成功!」となったので、他のオススメポイントにも足を運んでみることに。向かったのは〝型が出る〟というポイントだ。ここでは相方に良型が即ヒット!したのだが…引き抜いた直後に針が外れたかと思えば、足下で待ち構えていた猫ちゃんが即横取り…!一度味をしめた猫ちゃんは、相方の足下から離れることはなく、寒さに加え猫との戦いも始まってしまったのだった(笑)。このポイントもどうやら群れは小さく時合いが短いご様子。この寒波で水温も下がり、活性も決して良いとは言えない状況なのだろう。しかしこのポイントでは良型カザゴの連続ヒットもあり、アタリが多く楽しい時間は続いた。
近隣のポイントを巡った後に最初のポイントへ。するとそこにはサビキでアジを狙うご夫婦の姿が。やはり「群れが小さいね~」と会話をしている。短い時合いを逃さぬようにしなければならない。そしてもう1つのポイントは、小さなワームには見向きもしないため、大きめのワームを使用することである。今回使ったワームは2~3inのもので、ピンク系に反応が良かった。23時が過ぎ、寒さが増すと共にすっかり海も静かになっていった。
共に寒さと戦ったエサ釣りのご夫婦も納竿し、「では又!」と別れたのだが、少しすると戻ってきて「寒いからあったまってね」と温かい飲み物を買ってきてくれたのである!冷えた手がジンジンと温まっていった。
初の宿毛アジングは、中々のハードコンディションとなり入れ喰いとまではいかなかったが、だからこそ「試行錯誤し、掛ける」楽しさがあった。そして何よりも温かい気持ちで迎え入れてくれた地元アングラーの皆さんと出会えた事はかけがえのないものになった。今年も素晴らしい釣りスタートを切ることができた!ありがと~宿毛!ありがと~宿毛アジ!
いよいよ2026年スタート!皆様も新しき年が、素晴らしい釣りライフとなりますように!
この記事を書いたライター
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