2026年05月03日公開
水深100m超の世界——経験と対応力が試されるタイラバゲーム…。旬のソルトルアーゲームを届ける『Dz SALT 2ND』。今回は新潟県上越沖を舞台に、ディープエリアでのタイラバゲームを展開する。アングラーは、鹿児島県・錦江湾でボートキャプテンとして活躍する平田俊也。ホームとは大きく異なる日本海の海況、水深100m超のディープレンジをどう攻略し、産卵前の大型マダイへ辿り着くのか。その適応力と引き出しの多さに注目したい。
初場所・上越沖で探るディープレンジの可能性
今回の舞台となる上越沖は、水深120~130mとタイラバとしてはディープなエリア。平田にとっては完全なアウェイフィールドだが、お世話になる遊漁船「さとみ丸」船長のアドバイスを受けながら、まずはおすすめのヘッドからゲームを組み立てていく。
ドテラ流しで広く探るディープタイラバでは、ヒット後にラインが160m以上出る場面もあり、魚を浮かせるまでが一苦労。天候も決して良いとは言えない状況の中、試行錯誤を重ねながらようやく手にした一尾は、この釣りの難しさと奥深さを象徴する存在だ。水深の深さ、潮の効き方、仕掛けの重さ——普段のフィールドとは異なる条件下でも冷静に対応していく姿が印象的に描かれている。
ベイトとレンジを読む——引き出しが釣果を左右する
2日目は海況が落ち着き、前日よりもチャンスは拡大。平田は前日の反応を踏まえ、「中層まで追わせない」と判断し、ボトム付近を重点的に攻める戦略へ切り替える。ここで鍵となったのが、船長から得たベイト情報だ。
ベイトの種類を意識したタイラバセッティングへ変更すると、その読みは的中。指示されたタナを正確に攻め、状況に応じた細かな修正を重ねながら確実に結果へと結びつけていく。派手さよりも、状況判断と対応力で組み立てるのがディープタイラバの真骨頂であり、本作はそのプロセスを丁寧に伝えてくれる。
『Dz SALT 2ND』NO.52は、アウェイの海でこそ際立つアングラーの引き出しと、ディープタイラバという釣りの本質を感じさせてくれる一編だ。これからディープレンジに挑戦したいアングラーにとって、多くのヒントが詰まった内容となっている。
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