釣りビジョン

糸魚川の大自然に育まれる〝姫川鮎〟の秘めたるパワーが炸裂!

2026年07月28日公開

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7月に入り、いよいよ日本海河川も鮎釣りシーズンがスタートし、夏の扉が開いた。解禁前から今年の日本海河川は、どこも遡上が多く期待大との噂が聞こえていた。そこで、新潟県糸魚川市の河川へ向かうことに。糸魚川内水面管轄には早川、海川、姫川と3つの鮎釣り主要河川がある。その中で、解禁から雨の影響を受けて増水、濁りの取れないコンディションが続く河川がある。長野県白馬村の親海湿原を源流とし、糸魚川を経て日本海へと注ぐ一級河川・姫川である。渓流釣りでも美しいアマゴやイワナが釣れることで人気な河川で、国石に指定されている翡翠が採取できることでも有名だ。毎年、大型鮎が釣れる、そしてコンディション不良により解禁から竿があまり入っていない、ということで期待を込めての釣行となった。

【この記事を書いたライター】SHOHEY

朝は我慢の時間

日本海河川へ期待を馳せる友人たちとの釣行。釣れる、釣れないと情報ばかり追いがちになってしまうが、たまには情報のない未知なる河川に賭けるのもスリリングで胸が高鳴る。日本海河川を釣り歩く先輩と待ち合わせた糸魚川インターから程近い「えびす釣具店」さんへ。

ここ最近、海川で数釣りができている事もあり、オトリを求めるお客さんで賑わっていた。早速、先輩の案内で姫川へ向かう。グングン川沿いを遡上。道中、川を見れば釣り人の姿はチラホラといったところ。お目当てのポイントに付くと、目に飛び込んできたのは下流域とはまた違った景色だった。川は青く澄み渡り、川底には磨かれた石が見える。みな逸る気持ちを抑えきれず足早に川へ。トロ場、瀬と繰り返すポイントで大石と小石、砂地とが入り混じるポイント。それにしても素晴らしい透明度。キラン!と鮎も確認できた。

私は下流へ向かい瀬落ちの開けたポイントへ。手前は砂地、流心から左岸に向けていい感じの大石が詰まっていた。オトリを送り込み、大石付近に達するとガツガツ!と反応あり。しかし、これがなかなか掛からない。その後も反応は絶えずあるが、針掛かりまで持ち込めない。仲間も同じ状況のようだ。みなオトリを戻しては針チェック。水温の低さが影響し、まだ鮎も追い切らないのかもしれないと、じっと我慢で粘る。開始から30分程たった頃だろうか。やっと来たギュルーン!掛かり所は悪かったが、18cm程の海産らしい顔のシュッとした鮎。この1匹目の鮎を取れたことで、状況が一変していったのだった。

気温上昇とともに活性アップ!デカ鮎登場

やっと釣れた〝姫川鮎〟はそれほど時間を掛けず友を連れて来てくれた。コツッと小さなアタリがあり、グングンギュイーン!1匹目とは明らかに違う引きが手元に伝わる。流れの緩いポイントなのに強烈な引き。「鮎なのか?」と疑うほどであった。オトリ鮎がやっと顔を出すが、掛かり鮎の強烈な粘りは続き、なかなか引き抜けない。やっとの思いで引き抜くと重い、重みで手じりが伸び、危うく取り逃すところであった。タモに収まった鮎を見て驚愕!体長こそ22cm程だったが、背中がバンと張ったボリューミーな姿。こりゃ~凄い。姫川にもうこんなに大きく成長した鮎がいるとは!

上流を見れば、ポツポツとではあるが瀬の中でも大型の鮎が釣れ始め、みな大きく竿を曲げていた。9時30分頃を過ぎると、予報より天気が良くなり、夏の熱い日差しが届き始めた。これを合図に活性がアップ、掛かるペースが上がってくる。瀬に入った友人は連チャン!しかし、この〝姫川鮎〟良くバレる、ケラれる。活性が上がったとはいえ、まだ本気を出していない模様。

 

夕マヅメ、〝姫川鮎〟の本気が!吹っ飛ぶ目印

昼休憩は上下流、瀬にトロ、チャラと釣り分かれた友人たちと情報交換。どうやらポイントによってサイズのバラ付きがあるようだ。瀬や水深のあるトロ場では良型鮎、チャラ瀬などは少し型が落ちる。良型のポイントでは、良型ばかり釣れる傾向にあるので、ぜひ足を使って多くのポイントを探ってみてほしい。

日差しが暑い。そろそろ水温も上がってきた頃だろう。〝姫川鮎〟の更なる活性アップを願い、午後の釣り。私は午前中入ったポイントより更に下流へ。そこには脛ほどの水深の長いザラ瀬が続いていた。比較的、川幅が広く、大石がポコポコと頭を出し複雑な流れとなっている。どの石を見ても良く磨かれ黒々としていた。早速、瀬肩からと歩を進めると、ヘチに多くの鮎の姿。期待が高まる。

ひと流し目、スーッとオトリ鮎を出すと比較的手前でズッキューン!強烈な当たり。キター!サイズは午前中に釣ったものより少しサイズダウンしたが、アタリは午前中とは比べ物にならない、目印を一気に引き込むアタリだった。〝姫川鮎〟の本領発揮か。ここからズッキューンズッキューン!強烈アタックが3連チャン。さあ、4連チャン目と思いオトリを放つと、今日イチのアタリ!しかし、竿を立てた瞬間、スッと軽くなる。「切れたか~」とうなだれ、仕掛けを回収してみると、なんとハナカン抜け&バレで仕掛けは無傷。ワンタッチハナカンとはいえ、年に1度あるかないかの珍事。〝姫川鮎〟のアタリの強さに驚くばかりだ。その後も想像以上のアタリ&サイズに、つけ糸0.4号が飛んだりトラブルも多々あったが、時折訪れる良型鮎の連チャンに歓喜。このポイントでは午前中と同じく良型混じりといった感じだったが、午前中に良型が出ていたポイントでは午後も変わらず良型揃いだったようだ。

サイズ、パワーともに想像をはるかに超えてきた〝姫川鮎〟。苦戦した時間もあったが、そこには数よりも価値ある出会いがあった。1匹1匹パワフルな鮎と向き合う時間はまさに気分爽快!いよいよ、日本海の鮎も本格始動。遡上の良い日本海河川はこれから要チェックだ。ぜひ、天然海産鮎の本気を逃さず釣行して頂きたい。きっと胸がすくようなアタリで迎えてくれることだろう。

施設等情報

■糸魚川内水面漁業協同組合
日釣り券:2,200円
年券:10,450円 糸魚川内水面漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

■えびす釣具店
24時間営業。オトリ、遊漁券販売
えびす釣具店Instagram
     
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この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
instagram:
@hangover.camp
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