2026年09月02日公開
鮎釣り遠征中の福井県にて夏休み3日目。兼ねてから釣行してみたいと思っていた河川に問い合わせると「水が無い!川が切れてしまいそうです」との回答。やはり、どこも雨不足で渇水に悩まされているようだ。九頭竜川支流の日野川ものぞいてみたが、こちらも渇水、釣り人の姿が見られず断念。早朝から車を走らせ右往左往。ここでハッと閃いたのが、滋賀県の安曇川。超渇水との情報はあったが、さすが最強河川!「釣果は上がっている」とのこと。福井からの大移動を決断し、安曇川へと向かう。毎年1度は必ず訪れる安曇川。昨年は数は少ないが、良型鮎が顔を見せてくれた。超渇水の今年の安曇川はいかに?そこには「これぞ安曇川」という、想像を遥かに超える景色が広がっていた。
超渇水!極暑!釣り人少なし!
あちこち放浪して出遅れてしまったが、情報収集にいつもお世話になっている「谷口オトリ店」へ。話を聞くと「廣瀬エリアは水温がお湯状態で厳しい。朽木エリアは上流では数は出ないが良型、下流は型は小さめだが数が出る」とのこと。ここ最近、大鮎との時間が多かったこともあり、下流の数の出るオススメポイントへと向かう。
走ること5分、道の駅前の河原へ到着。目に飛び込んできた安曇川は予想はしていたが、かなりの渇水状態。瀬だった場所もシャバシャバと浅い流れに。状況が状況だけに、例年目にする安曇川とは違い、釣り人もまばらであった。そして、車を降りれば、容赦ない夏の日差しが降り注ぎ、耐え難い暑さ。「釣りになるだろうか?」と不安がよぎる。
しかし、オトリの水合わせに、川に足を浸けると「おや?」、思ったよりも水温が低い。しかも、ヘチの極浅には小型だが多くの鮎の姿が確認できた。これはチビ鮎をうまく回せれば、釣果が期待できそうだ。暑さたまらず、相方と上下に別れて釣り開始。
どこもかしこも鮎!川はまるで鮎の絨毯!
上流を目指し、川を切ろうと足を踏み入れた瞬間だった。「ワシャーワシャー」と無数の鮎が走る。踏む程とはまさにこのこと。本当に踏んでしまうのではないかと心配するほどである。釣れるか釣れないかは別として、この鮎の数は圧巻だ。驚きつつ、「これが安曇川なんだよな~」と妙に納得してしまう自分もいた。ぜひこの光景は一度は目にしてもらいたい。驚きの光景を目にすることができるだろう。
さて、どんな所から始めようか。見渡すと、上流の瀬落ちの深み、大きな岩盤が沈んだところに追い回すマッキッキーを発見。右岸から腰を下ろし、静かにオトリを送り込む。オトリがしっかりと目視でき、近くには多くの鮎がいる。が、なかなか掛からない。これだけの鮎がいれば絡みそうなもんだが、そう甘くないのが友釣りである。目の前には確かに追う鮎が見え、時たまオトリ鮎に近づくが、針掛かりしない。
ここでハリスの長さを短くし、針を6.5号から7.5号へサイズアップしてみる。大き目の針を使うというのはオトリ屋さんの教えだった。するとどうだろう、1発で「バッキューン!」。小ぶりであるが、爽快な当たりの安曇鮎1号を手にすることができた。そして、これが大当たり!追い気の強い鮎が、どこからともなくすっ飛んで来ては、針を引ったくっていった。しかし、見え鮎の数に対してイマイチのペース。
そこで上流へ移動し、流れのある小場所を探っていく。川幅が狭く立ち位置が難しいポイントだが、ここも流れの中に多くの煌めきが見られた。小さな石の間や、極浅の場所も丁寧に探っていくと、答えはすぐに出た。石で囲われた場所では瞬殺。1匹取れれば、怒涛の入れ掛かりが始まった。手元からオトリを放った瞬間、足元で掛かることも多々。チビ鮎とはいえ、追星はマッキキーで当たりも強く、楽しい時間が続いた。しかし、なかなか良型鮎に出会えず、チビ鮎を何とか回していく。少しずつ釣り座を上流へ移していくと、川幅はさらに狭くなり、流れも強くなった。そして目を凝らすと、明らかに今までとは大きさの違う煌めきが!
午後からサイズアップ!良型鮎の登場!
13時を過ぎると、暑さは更に増してきた。川に浸かっていないといられないほどだ。そんな中、流れの強いポイントへ移動した私は、川の中の大きな煌めきに胸を躍らせていた。この頃、下流へ向かった相方から連絡が。「結構良い型の鮎が掛かるよ!」とのこと。このポイントにもしっかり良型鮎が潜んでいることが分かり、ますます期待は高まるばかり!
早速、流れの筋を手前から探っていく。「バッキューン、ギュルーン、キタキター!」、少しサイズアップした鮎がかかる。これをオトリに送り込むと、来ました来ました、今日イチの良型鮎。最初は泳がせ気味にしていたが、どうやらこの瀬では止め、引きの釣りが良いようだ。この良型鮎を皮切りに、場所なのか、時間帯なのか、良型鮎が連発する。同じ筋で5~6匹と釣り返しも効く。反応がなくなれば筋をずらせば、またヒット、と止まることなく、安曇鮎はアタックし続けてくれた。
夕方になると、ただでさえ高い活性がさらに上がった。朝、反応の悪かったトロ場や、流れの緩い場所でも連発。そして、追星の濃い鮎が増えていったように思う。陽が傾向いてきても活性が落ちることはなく、最終的に私たちが音を上げて納竿とした。釣果はいうまでもなく、私も相方も今季最高となった。
時間帯によるポイント選び、そしてその時々にマッチした釣り方を探る必要はあるが、流石の安曇川!とにかく掛かる。鮎の多さには終始、驚くばかりであった。これで水が出て条件が揃えば、恐ろしい釣果を叩き出しそうだ。短き湖産鮎の夏。残された時間は短いが、成長を続ける安曇鮎の今後に目が離せない。
安曇鮎の余韻を引きずりつつ、琵琶湖を横目に、夏休みの最終目的地となる四国へと車を走らせた。
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この記事を書いたライター
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