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これぞ友釣り!循環釣りの極み!清流・庄川の鮎は素直な追いで猛烈アタック!

2026年08月09日公開

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解禁から絶好調な河川のひとつ、富山県の庄川。少し時間は経ってしまったが、7月の半ば、仲間とともに数年ぶりに釣行へ。灼熱の太陽が照りつける庄川は、好調とあって人気ポイントには多くの釣り人の姿が見られた。数年前、怒涛の入れ掛かりを見せてくれた上流の穴場ポイントは今年も楽しい思いをさせてくれるだろうか。岐阜県から県を跨ぎ富山県を流れて日本海へと注ぐ、長さ115kmの雄大な大河川・庄川で、力強い天然海産鮎の小気味よい引きを味わうべく、竿を出した。

【この記事を書いたライター】SHOHEY

最初の1匹が肝心

久しぶりに訪れた庄川には、「雄大」と言う言葉がよく似合う景色が広がっていた。平水、濁りなし、夏晴れと鮎釣り日和に恵まれたが、最高気温は36度と恐ろしい暑さになっていた。

駐車場所の目の前は、小さめの石が敷き詰まった変化のない流れ。上流、下流にはチャラ瀬、荒瀬、トロ場が構えていた。オトリを浸けに川に一足。温かいと思いきやヒヤリと水温は低く、火照った身体をクールダウンしてくれた。オトリも水合わせはせずとも大丈夫そうだ。早速、着替えを済ませ、川へ向かう。この時、漁協の方が河原に訪れていた。話を聞くと、好調は続いているが場所ムラがあるとのこと。そして、入ろうとしているポイントは、数年前に河川工事が入り、ここ数年鮎の付きが良くない。しかし、今シーズンは垢がつき始めているので良いかもしれない、とのこと。何とも悩ましい話を聞く。一瞬、みな悩んだが、とりあえず好転していることを願い、予定通り竿を出すことにした。

仕掛けを張りながら川を眺めると鮎の跳ねが見られ、ヘチの石にはしっかりハミ跡もあり一安心。少し上流へと歩を進め、左岸のチャラ瀬からスタートしようとしたところ、下流で川を切ろうと向かった友人が引き返してきた。平坦で流れが緩く見えていた駐車場所の目の前が、思ったよりも水深があり、何より見た目と反して押しの強い流れだったようだ。石の小さい庄川では、多々このようなポイントが存在するので無理せず充分に気を付けて釣行して頂きたい。

浅瀬からオトリを送り込むとすぐに反応が。コンッと小さなアタリと共にズルズルとオトリが下っていく。「掛かったのか?」ゆっくり竿を起こすと、腹掛かりした小さな鮎の姿。「こりゃ~小さい!」。オトリにはできず。その後は、鮎の跳ねは見られるものの掛からない。上流でも、平場でもチビ鮎が多くオトリが回らず苦戦しているようだった。「やはりこの辺りは厳しいのか?」と思っていたら、下流の荒瀬、瀬落ちのトロ場に立つ友人たちが快調に竿を曲げているではないか。しかも、型の良い鮎を!

カギを握るは循環、ポイント選定も慎重に!

入れ掛かりしている下流の瀬へ向かう。比較的大きめの石も入り、複雑な流れを作り出していた。落ちていく瀬はなかなか激しく、苦手な流れ。しかし、川を切り、右岸から竿を出す友人は怒涛の入れ掛かりを見せている。これを見せられちゃ、やるしかない。オモリが苦手な私は考えた。まずは金属ラインに張り替え、背ばりでチャレンジ。6m取った金属ライン、竿を水面ギリギリまで寝かせ、激しい流れへ捩じ込み、流れの緩まるポイントを探していく。流れの緩いスポットを見つけたら少し竿を立てて泳がせる。さあ~来い。

15分ほど経った頃だろうか。「ガツッガツッ」と前アタリから強烈な引き。「キター!」。竿じりをお腹へ付け、堪えつつタモを取る。何としても流れには乗せず取り込みたい。竿を立て天を仰げば、大きくしなる竿。オトリ鮎の顔が見えたら一気に引き抜く態勢をとる。キャッチミスは許されない。照準を定め、引き抜くとズバン!無事タモに収まった。取れた~!手にした鮎は、追星美しく、背中の張った精悍な顔つきの良型鮎だった。この鮎を皮切りに何と3連チャン。

しかし、4連チャンを狙い、オトリにしようと思った掛かり鮎は、掛かりどころが悪くオトリにできず。すると、今までが嘘のように当たりがピタリと止まる。その後、やっとの思いで良型鮎を手にすると、また連チャンが始まる。いかに循環を切らさないことが大事かを思い知る。どうやら今シーズンの庄川鮎はオトリがすべて!早い段階で元気な鮎を取れるかが、釣果を大きく左右する。そして、午前中は比較的流れの強い場所か、深トロを狙うと良型鮎が顔を見せてくれた。

 

水温アップで活性もアップ

午後になると、明らかに水温が上昇する。ヘチではぬるいと感じる程だ。すると、午前中まったくといって良いほど反応がなかった平場の流れで変化が見られた。右岸ヘチに良型鮎の跳ねが多く見られ、水中でも鮎がヒラ打つ姿が見られた。どうやら下流の深場から、鮎が上がってきているようだった。水面に変化のない流れでどこを狙えば良いか難しいが、オトリを送り込むとオトリ鮎の動きで、そこそこに石が入っていることが分かる。右岸にかけて駆け上がりのような地形となっており、ヘチ手前の掘れ込みで反応がすこぶる良い。仲間も集まり、右岸左岸から竿を出す。すると、良いオトリが取れた順に連チャンが始まった。チビ鮎も混じるので、良型が掛かるポイントを探ることが、入れ掛かりへの道となった。

しばらくは誰かしら竿を曲げている時間が続いたが、ある時を境にバレが連発。いる鮎が入れ替わったようだった。みな、ポロリポロリ、針の選定に頭を悩ませた。しかし、夕暮れまで活性の高い状況は続き、庄川鮎達は存分に楽しませてくれた。朝イチの渋さから一転、天然海産鮎の力強い引きは健在。チビ鮎から良型鮎まで、活きの良い強い鮎のみアタックしてくる、友釣り本来の姿、実に素直な鮎たちだった。これから夏本番、清流・庄川の鮎はまだまだ私たちの夏を煌めかせてくれそうだ。

※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
instagram:
@hangover.camp
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