午後になると、明らかに水温が上昇する。ヘチではぬるいと感じる程だ。すると、午前中まったくといって良いほど反応がなかった平場の流れで変化が見られた。右岸ヘチに良型鮎の跳ねが多く見られ、水中でも鮎がヒラ打つ姿が見られた。どうやら下流の深場から、鮎が上がってきているようだった。水面に変化のない流れでどこを狙えば良いか難しいが、オトリを送り込むとオトリ鮎の動きで、そこそこに石が入っていることが分かる。右岸にかけて駆け上がりのような地形となっており、ヘチ手前の掘れ込みで反応がすこぶる良い。仲間も集まり、右岸左岸から竿を出す。すると、良いオトリが取れた順に連チャンが始まった。チビ鮎も混じるので、良型が掛かるポイントを探ることが、入れ掛かりへの道となった。しばらくは誰かしら竿を曲げている時間が続いたが、ある時を境にバレが連発。いる鮎が入れ替わったようだった。みな、ポロリポロリ、針の選定に頭を悩ませた。しかし、夕暮れまで活性の高い状況は続き、庄川鮎達は存分に楽しませてくれた。朝イチの渋さから一転、天然海産鮎の力強い引きは健在。チビ鮎から良型鮎まで、活きの良い強い鮎のみアタックしてくる、友釣り本来の姿、実に素直な鮎たちだった。これから夏本番、清流・庄川の鮎はまだまだ私たちの夏を煌めかせてくれそうだ。