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10.94kg超大ダイ!茨城県・日立沖で“船宿レコード”!

2020年09月01日公開

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8月12日、茨城県・日立久慈港『日正丸』で10.94kgの大ダイ(巻頭写真)が釣り上げられた。10㎏オーバーのマダイとなれば、全国的に見ても年に数匹上がるか上がらないかの”モンスター”級だ。「今シーズンは、デカイのがいる。釣果も好調」との情報に飛びついた。

出た!船宿レコード10.94kg!!

10.94kgの大ダイを見事釣り上げたのは、2019年秋から一つテンヤ・マダイを始めたばかりと言う茨城県下妻市の平田さん。「キャストして、テンヤが着底したので糸フケを取り、フワーッと竿を煽り上げて誘った。糸の弛みを巻き取っていると、コツッというアタリに合わせた。水深9mの浅場だし、この時点ではまさか大ダイとは思っていなかった」そうだ。ところが、ゴンッとハリ掛かりしたと思ったら、いきなりこれまで経験した事のない強烈な引き込み。ドラグが出っ放しで一気に60m走られた。最初は耐えるばかりで、巻くなんてとても出来なかったそうだ。何とか20m巻くと、また一気に10m走られてやり直しという感じで、根比べの末、15分か20分で見た事もない大きな魚体が浮き、最後は疲れたのか意外大人しくタモに入ってくれたと言う。船長が計量・計測、『おめでとうございます。10.94kg!96cm!船宿レコードです!』と声を弾ませて教えてくれた。「そこまでいっちゃった!?と言ったのを覚えています」。釣れたマダイは、敬意を表してリリースした。その時使用した竿とリールとテンヤは、友人の薦めもあって記念に保存してあると言う。「次の目標は、『日正丸2周年&2隻目就航』のプレゼントをゲットです」と、平田さん。

午前4時50分受け付け、クジ引きで席決め!

10kgオーバーのマダイと言うと、ほとんどの釣り人は釣った事がない未知のサイズだ。それは船宿にとっても同様で、毎日出船していても10年に1匹釣れるかどうかの超大物だ。『日正丸』は2018年3月に出船を開始(再開)した“若い船宿”。これまでの船宿レコードは8.1kgだった。船長にとっても悲願の10kgオーバー!「創業から2年半。やっと出会えました。本当に嬉しいです」とブログに綴ってあった。
さて、取材日は快晴&ナギに恵まれた。しかし、東京近郊より涼しく感じられ、「茨城は良いなぁ」と思わず呟いた。集合は港に午前4時50分、受け付けをして、トランプを引くクジ引きで席を決め、荷物とともに「第八日正丸」に乗り込むと、5時20分頃には出船になった。

冷凍エビを溶かして釣り仕度
釣り人は私を含めて10人、左右の舷に5人ずつに分かれた。船に乗り込むと釣り座ごとに海水が汲まれたバケツが置いてあった。まず、この海水に餌の冷凍エビのパックを漬けて溶かす。続いて、竿やリール、テンヤを準備。道糸PE 1号、リーダーはフロロ3号3m、テンヤは3~10号(12号もあると安心)。溶けたエビを1匹、尾バネを切り、頭の上か下に孫バリを刺し、尻尾の先から親バリをエビが真っ直ぐになるように腹側に刺し抜いて準備完了。程なく船は減速。「到着?」。釣り場はとても近い。港を出てすぐの場所だった。「おはようございます。水深10mです。どうぞ」の合図でスタート。

 

1投目からマダイ!“ゲスト”には大型ヒラメも!

開始直後、「早速マダイが出ました。アタリが続く事が多いので頑張ってください」と、船長からアナウンス。1投目から食って来たのだ。左舷ミヨシ(船首)の栃木市の海老沼さんには大きなメバル、左舷でもクロソイが上がるなど、朝から美味しい高級“ゲスト”も活発に餌を追う。釣り人の探見丸を見せてもらうと、底から4~5m上に反応が出ている。魚の群れは結構浮いているようだ。底近くを狙うと根魚ばかりになってしまう。また、船の近くに魚のモジリが見られ、右舷胴の間(中央)でルアー釣りをしていたいわき市の畠山さんと川村さん(女性)らにイナダがヒット。圧巻は左舷ミヨシ(船首)の茨城県土浦市の和田さんが釣ったヒラメ。2kgは確実、冬なら3kgに届いているであろう大型だった。

この日最大2.5kgのマダイが浮上!

中盤にもルアーで1kg前後のマダイが上がり、その頃から竿を出し始めた私にもマダイ。左舷胴の間の川越市の奈良さんは、細身の竿を満月に曲げながら2kg前後はあろうかというマハタを釣り上げた。ここで船は大きく沖へと移動、「水深24mです。根はキツイですが、結構反応が出ていますので頑張ってください」と船長。それまで、顔を見られなかったかすみがうら市の小菅さんらにもマダイが釣れ始め、右舷大ドモ(船尾)の茨城県八千代市の内海さんには大きなアタリ!ジジジーッとリールから道糸が出されている。気持ちよさそうだ。2.5kg!この日最大のマダイが上がった。終了間際には、狭山市の関根さんらに50cm前後のホウボウも釣れ、最後まで何かが釣れる実に楽しい釣りだった。

【動画】浅場で楽しい!ひとつテンヤゲーム

今後、更に期待出来る一つテンヤ・マダイ!

結果、マダイ0.3~2.5kgを0~7匹(竿頭3名、内海さん、和田さん、奈良さん)。”ゲスト”にはハナダイ、ヒラメ、マハタ、ホウボウ、クロソイ、ムラソイ、カサゴ、イナダ等が交じりお土産は十分。取材直前には、マダイ7~20匹や1~18匹と数釣り絶好調の日もあった。「秋のシーズンにはマダイの群れがまとまり、数もサイズも更に良い日が出てきます。また、ヒラメやマハタも良型が出ていますので今後も楽しみです。自信がないと言う人には丁寧にレクチャーしますので、是非遊びに来てください」と、山縣雄太船長。

今回利用した釣り船

茨城県日立久慈港 『日正丸』
〒319-1222 茨城県日立市久慈町3-25-21B-1
TEL:080-4181-1091
定休日:第3月曜日 釣果・施設情報 日正丸 ホームページ

出船データ

一つテンヤ・マダイ予約乗合
料金=1万1,000円(氷、餌1パック付き)
追加餌=1パック 800円
集合=4時50分
出船=準備出来次第
レンタル=貸し竿1,000円
※詳細は問い合わせ
     
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この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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