オフショアマガジン

2020年12月1日号

神奈川県・金田港発、“ブリ泳がせ”すこぶる好調!

03_main.jpg

新型コロナウイルス対策は宿泊施設や飲食店は勿論、船宿や乗合船も様々な取り組みを行っている。それでもソーシャルディスタンスが気になる釣り人は、釣り仲間で釣り船をチャーターするのがお薦め。味覚も釣りも今が旬、神奈川県・金田港の仕立て専門船『金寅丸』の“ブリ泳がせ”をレポートしよう。

対象魚も人数も選べる「仕立て」という選択

『金寅丸』の予約は、まず船宿ホームページを開くところから始まる。カレンダーで「現在の予約状況」が表示されているので、「ご予約受付中!」と記載された日と釣行希望日が重なればラッキー。当日の乗船人数と釣り物は仕立てる釣り人の自由なので、7時から17時迄は船長に、17時以降は船宿へ電話して相談と予約をする。日程を合わせられる釣り仲間が居れば「魚の数より型を求めたい」とか「広々とした釣り座でゆったり楽しみたい」という太公望に打って付けの選択となる筈だ。貸し竿やコマセは別料金、付け餌は釣り人が用意となるので確認と準備をお忘れ無く。そして予約当日、港の入口や駐車場所は船宿ホームページの「アクセスマップ」を参考に。カーナビは「神奈川県三浦市下浦町金田2280-2」と設定すると分かり易い。道具を積み込み、準備が整い次第、出船となる。

夜明け前でも乗船場所は明るい
夜明け前でも乗船場所は明るい
氷は船首のクーラーにある
氷は船首のクーラーにある
駐車場が船着場から近く便利
駐車場が船着場から近く便利
余裕の釣り座ですこぶる快適!
余裕の釣り座ですこぶる快適!
空が明るくなり、いざ出船!
空が明るくなり、いざ出船!

指示ダナで即アタリ、魚影は濃い!

この日は風が強く、ウネリの高い海を走ること30分程で剣崎沖の釣り場に到着。泳がせ釣りの付け餌となるアジ釣りからスタートした。指示ダナは「上から80m」。仕掛けの長さ分余計に沈めて──などする間もなく、タナに仕掛けが入った途端にアタリが相次いだ。釣れて来るのは餌にするのが惜しいようなコロコロ太ったアジ。中には立派過ぎる尺超えの良型も上がり、正直この釣りだけでもかなり面白い。釣れたらすぐイケスに入れて、ビシカゴにコマセを詰めたら再投入と何とも嬉しい忙しさ。やがてアジのストックも貯まり、泳がせ道具の支度が始まった。

仕掛け図
仕掛け図
タナに入れば直ぐにアタリが!
タナに入れば直ぐにアタリが!
実に旨そうだがこれは活きエサに
実に旨そうだがこれは活きエサに
釣れたら魚体に触れず直ちにイケスへ
釣れたら魚体に触れず直ちにイケスへ
こんな良型がバンバン釣れる!
こんな良型がバンバン釣れる!
たまに上がるゴマサバも良型で美味!
たまに上がるゴマサバも良型で美味!

のっけから6kgクラスのブリ登場!

泳がせ仕掛けを投入して間もなく、右舷前の惣田さん(横須賀市)に強烈なアタリ。竿を引き絞る猛烈なファイトの末に取り込まれたのは85cm、6kgクラスのブリ。幸先の良いスタートに船中のボルテージは急上昇。勢いは止まらず、次はトモ(船尾)で、その次はミヨシ(船首)でとアタリは相次ぎ、竿先が海中へ突き刺さる光景に意気衝天の好釣を堪能した。ブリやワラサが釣れている間も、仕掛けを降ろしてコマセを振れば良型のアジが竿先を叩き、広々とした釣り座でオマツリも少なく、すこぶる快適。いつしか風波も落ち着いて、心地よい疲れと共に沖上がりの時間を迎えた。

仕掛け図
仕掛け図
小振りなマアジの後頭部にハリを打つ
小振りなマアジの後頭部にハリを打つ
船中1番手がこのサイズ、期待は高まる!
船中1番手がこのサイズ、期待は高まる!
竿を引き絞るファイトを存分に満喫
竿を引き絞るファイトを存分に満喫
良型主体、釣り味も素晴らしい!
良型主体、釣り味も素晴らしい!
9時には全員安打、魚信は止まらない!
9時には全員安打、魚信は止まらない!

船長に訊くブリ・ワラサ泳がせ釣りのコツ

菱沼祐三船長にブリ泳がせのコツを訊いた。「ちゃんとタナを取れるお客さんは釣果が伸びる。タナ取りをキチンとすればほぼ釣れる」との事。餌のアジもワラサ・ブリの釣りも、船長がアナウンスする指示ダナ(水面から何m落とすかの“上ダナ”で指示が出る)にびっちり道糸のマーカーを合わせていればアタリが出るので難しく考えすぎないのが得策だ。アジへのハリの付け方は釣り人の好みもあり様々あるが、この日ブリとワラサ合計6匹を獲った小泉さん(横浜市)は、口吻のしっかりした中型以上のアジには口掛けに、口の弱い小型のアジは背掛けにするとのこと。ご参考まで。

「金寅丸」菱沼祐三船長
「金寅丸」菱沼祐三船長

【動画】金アジにブリがくる!泳がせ釣り

年末年始の縁起物、旬の味覚を!

この日は風波が強く釣り辛かったものの、マアジは20~30匹。ワラサやブリは3~6匹(船中14匹)が上がり、皆さん大満足。沖上がり後に地元野菜の大根と白菜がお土産に配られた(これが“ぶり大根”や“ぶりしゃぶ”にぴったり)。縁起物の出世魚として関西では「正月魚(年取り魚)」に珍重されるブリは今、食味も釣りも旬のど真ん中。10kg超えの大物も囁かれる金田港発の“寒ブリ”泳がせを、師走の釣もの候補に是非ご検討頂きたい。

大型クーラーがブリやアジで一杯!
大型クーラーがブリやアジで一杯!
この日は地元野菜がお土産に配られた
この日は地元野菜がお土産に配られた
仕立てならではの楽しさがある「金寅丸」
仕立てならではの楽しさがある「金寅丸」

釣りビジョンAPC・川添法臣

今回利用した釣り船

神奈川県金田港 『金寅丸』
〒238-0103 神奈川県三浦市南下浦町金田2277 金田漁協
TEL:090-8771-3069
定休日:なし
釣果・施設情報 金寅丸 ホームページ

出船データ

仕立船
料金:仕立船基本料金(近海)/5人まで4万円(氷付き・餌は別料金)
※その他プランは『金寅丸』ホームページを参照、電話で確認を
※レンタルタックルあり(1,000~2,000円/予約時に確認を)
集合:午前5時30分集合/6時出船(季節や釣り物で変動あり)

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。