釣りビジョン

千葉県・外川沖のヒラメ、大・中・小交じりで好調!!

2021年09月01日公開

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6月1日から解禁になった千葉県・銚子外川沖のヒラメ。この時期のヒラメは活発に餌を追い、数が釣れるのは勿論、時には“座布団級”の大型も釣れて来る。「今シーズンも好調!」との情報に外川港『福田丸』に出掛けた。

早朝4時に港集合(油タンクが目印)

『福田丸』HP(記事末のリンク参照)を開き「料金&乗船の流れ」を見ると、「前日から席を取る方は船宿の前にある磁石をお取りください」とある(乗船時に磁石に書かれた番号順に釣り座を選ぶ)。次に「アクセス」を開く。「アクセスマップ」で船宿や駐車場、船の位置を確認。マップを拡大して航空写真表示に切り替えれば“目印の油タンク”も写真で確認出来る。午前4時に港集合、荷物は船の前に置き、車は駐車場に。船の前で受け付け、仕掛け等を購入、餌の活イワシの積み込みなどの出船準備が完了したら5時頃出船となる。

オモリは60号と80号を多めに持参
この時期のヒラメは、小型主体ながら活性が高く数が狙えるので、細身の竿で引きを楽しむイメージがあるが、『福田丸』の常連さんたちは胴がしっかりした7対3調子のヒラメ竿の人が多い。それは、時に“座布団級”の大型が掛かる事に対応出来る備えである。釣り場の水深は15~20m程度。オモリは60号と80号を多めに用意。根の厳しいポイントも狙うのでオモリをロストしやすい。LT(ライトタックル)の場合はオモリの号数などを事前に相談しておこう。

港から7、8分の近場、第1投からヒラメが上がった!

港を出るとすぐに「7、8分で釣り場に着きます。餌をハリに刺して準備しておいてください」と福田稔船長からのアナウンス。めちゃめちゃ釣り場が近い。餌の活イワシは、出港前に女将のるみ子さんが足元の桶に4匹ずつ配ってくれた。これを1匹手網で掬い、出来るだけ手早くハリを刺してまた桶に戻して泳がせておく。釣り場が近づくと船はスローダウン。「はい、それではやってください」という船長の合図で仕掛けを投入。開始早々、右舷ミヨシ(船首)とトモ(船尾)2番の釣り人が小型ながら幸先よくヒラメを釣り上げ、まずは好調なスタートを切った。

 

ポツリポツリと順調に“お土産”確保!

ブザー音(移動の合図)で仕掛けを上げる度に確認したが、餌のイワシに噛み跡が付くことは少なかった。それでも、ポツリ、ポツリとヒラメが順調に釣れ、気が付けば周囲にはヒラメ船が集まっていた。この場所を狙いたくなる時間帯なのか、又は全体に厳しい状況の中、小型に交じって1~1.5kgの良型が釣れたり、60cmオーバーと思われる大型のマゴチが釣れたりするこの船の様子を見ていて集まったのかはよく分からない。中盤に差し掛かろうというこの時点で好調な人は3、4匹のヒラメを釣り、ほとんどの人が顔を見ていた。

大物ポイントに移動、狙い通りこの日最大をゲット!

ある程度“お土産”が出来たとなると、今度は“大物狙い”をしたくなるのが釣り人心理。船長も心得ていて、潮があまり流れなくなった中盤を回った頃、「15分程走ります」と、大物ポイントへの移動を決めた。移動先では魚探に大量のベイト(小魚)の濃い反応が出ていた。左舷側に並んだ大学時代の同級生4人グループのヒラメ初挑戦の釣り人もしっかり初ヒラメをゲット。移動前よりアタリは減ったものの右舷ミヨシ2番では2kgオーバー、右舷胴の間ではこの日最大の2.7kgと、狙い通り大型ヒラメが上がり正午過ぎに沖上がりとなった。

【動画】福田丸・千葉県銚子外川港・ヒラメ

トップは6匹が2人!!

結果は、0.3~2.7kgのヒラメ0~6匹(大半の人が4、5匹ゲット)。竿頭2人で右舷ミヨシ2番の伊藤さん他1人。2.7kgは右舷胴の間の伊藤さん。オデコの人(1人)は、残念ながら朝から船酔いで船室から出られず、「次こそ頑張ります」とのこと。ゲストにはマゴチの他、イナダやカサゴ。
船長に今後の展望を聞くと、「昨日も同じ釣り場を狙いましたが、1~2kg中心に最大2.8kgが5~10匹と、数型ともに絶好調でした。今日はちょっと小型が多かったようですが、日並みと潮具合さえよければ今後も更に良い釣りが期待できます」とのこと。好調の外川沖の“夏ビラメ”、熱中症対策をしっかりして是非挑戦して頂きたい。

今回利用した釣り船

千葉県外川港 『福田丸』
〒288-0014 千葉県銚子市外川町1-10829
TEL:0479-22-5741
定休日:毎月第4木曜日 釣果・施設情報

出船データ

ヒラメ予約乗合
料金=1万3,000円(女性・小学生以下 8,500円)※付け餌・氷付き
集合=4時(港)
出船=5時頃
レンタル=貸し竿(手巻き 1,000円)
※詳細は問い合わせ
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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