オフショアマガジン
2011.10.1号

伊藤遊船・千葉県江戸川放水路・行徳
“手ぶら”でGO!江戸川放水路の“ボート・ハゼ”

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家族連れやカップルでも手軽に楽しめるボートのハゼ釣り。千葉県・行徳を流れる江戸川放水路右岸にある『伊藤遊船』には1~8人乗りのボートが用意され、家族水いらずの貸し切りで利用出来る。陸っぱりの経験はあるハゼ釣りだが、ボート釣りは初めて。『伊藤遊船』の女将・伊藤千鶴子さんに電話をすると、「道具も仕掛けも餌も全て揃っていますよ」とのこと。3連休最終日、9月19日に“手ぶら”で出掛けた。

幅広い年齢層に支持されるボート・ハゼ

午前6時に到着。祭日と言うこともあり、次々に車が到着するが、スタッフが手際よく駐車場へ誘導してくれた。受け付けに向かうと先客の家族連れがレンタルのライフジャケットを着て準備の真っ最中。小学1年生くらいの子供達が着たライフジャケットの背中には受付電話番号が書いてある。困った時には子供の背中を見て電話すればすぐに船外機で駆け付けてくれるのだとか。私の後ろには、栃木県から来たと言う熟年夫婦。ハゼ釣りが老若男女に愛されていると感じられた。

江戸川放水路の河原へ抜ける入口
『伊藤遊船』はこのノボリが目印
家族連れで賑わう受け付け

船外機の船に乗り込み移動

女将さんに“手ぶら”で来た事を伝えると、貸し竿(300円)、仕掛け(オモリ付2セット入り300円)、替えバリ(150円)、簡易クーラーバック(300円)、氷(100円)、イソメ1パック(500円)を準備してくれた。1、2人用のボート料金(3500円※平日3000円)と合わせて5150円也。元気な女将さんに送り出され桟橋を先端に向かい船外機船に乗り込んだ。ボートは川の各所に係留されており、そこでボートへ乗り換えた。

[動画]江戸川放水路、ボート・ハゼ初体験
[動画]初めてのハゼ釣りにこられる方へ
船外機船に乗り込み移動

最初は岸寄りのポイントで…

ボート・ハゼ担当の吉田正己船長にお勧めのポイントを聞いてみた。「ここ数日は岸際がいいですね。受け付け目の前対岸の岸際か、少し下流の岸際がいいでしょう」。時計は8時半を指していた。「これから下げ潮なので潮のあるうちが勝負」と、吉田さん。既に河岸から“チョイ投げ”で届くか届かないかの近場に20隻近いボートが浮いていた。ポイントに向かう前、少しだけ釣り方のコツを吉田船長に教えてもらった。

沖でボートに乗り移る
貸し出し用ライフジャケット
電話をすれば仕掛けも届けてくれる

アタリが無ければマメに仕掛けを入れ替える

レンタルタックルは1.8mののべ竿。イソメに喰いついたハゼが違和感なく喰い込みやすい柔らかさに出来ている。『伊藤遊船』のオリジナル仕掛けは川底にある牡蠣殻の山に根掛かり難い胴突き仕掛け。そのため少し餌が底から浮くのでアピール度が高い。仕掛けを少し遠目に入れて、オモリが着底するまでハゼに餌をゆっくり見せる。そうすることによってアピールになるのだとか。吉田さんは、その説明をしながら早速1尾目を釣り上げた。「同じ場所で2、3投してもアタリが無いようでしたら、投入ポイント少しずつずらして狙います。更にボートの周りでアタリが無くなったらボートを移動させて下さい」。

『伊藤遊船』オリジナル仕掛け
“デキ”の中に“ヒネ”がたまに交じる
ボート・ハゼ担当吉田正己船長

アッと言う間に20尾♪

アッという間にこの釣果♪
吉田さんから適確なアドバイスを受け、すぐにでも釣りをしたいのは山々だが、じっと我慢して、近くの家族連れの許可を得て撮影開始。だが、我慢出来ずに撮影の合間を縫って竿を出すことに。すると、1投目から竿先にプルプルッと心地よいアタリ。少し間を入れて合わせを入れると、8cmのハゼが釣れて来た。幸先の良いスタート。その後もボートを移動することなく、20尾を釣り上げ、気が付けば取材を忘れて釣りに夢中になっていた。リールの使わない釣りをするのは実に久しぶり。手に伝わる小気味よいこの感触は小学生の頃に足繁く通った荒川遊園地のつり掘を思い出させてくれた。

竿が硬ければ迷わず貸道具を頼もう♪

小さくても嬉しいハゼ
目の前の3人の家族連れは苦戦している様子。ボート・ハゼは年に数回来るのだが、この日は岸からコンパクトロッドで狙っていたのだとか。しかし、全く釣れる気配がないので急遽そのタックルのままボートに乗ったそうだ。しばらく様子を見ていると、餌だけ取られるとのことで竿を見ると、ちょい投げ用のリール竿で、明らかに硬い。ハゼが喰い込む前に弾かれてしまっているのだ。早速電話をしてレンタルタックルを吉田さんに届けてもらい、午後3時の上がり時間に釣果を見せてもらう約束をした。

状況は厳しいようだが…

「今日は少し厳しいですね。普段は頻繁にアタリが出るんだけど…昨日と風向きが変わったせいで、急に水温が低下したのが原因かもしれません」と、吉田さん。確かにボートを移動させても、その度に入れ喰いになるわけではなく、場所によってはほとんどアタリが来ない。「本来なら、そういった場所がほとんどなく、何処でもアタリが来るのが江戸川放水路のハゼ釣り」と船長。少し上流を目指して漕いでいると、橋の下に賑やかな5人組の家族を発見。お母さんは『伊藤遊船』オリジナルロッド2本を巧みに操りサクサクと釣り上げていく。ボート釣りに飽きてしまった小学生もハゼをつついて楽しんでいる。そのボートに同乗していた進藤幸吉さんに釣果を聞くと、既に(午前11時)100尾は超えていると言う。それもそのはず、手元にはなんと3本の竿が並び、それを自由自在に操っていた。

みんなでにっこりハイチーズ
セイゴも交じった
クーラーバックはハゼでいっぱい

初めてでも60尾、竿頭は200尾超え!

潮が引くとともにアタリも遠くなったので水深が深い水道橋の橋桁近くに移動した。水深は1.5m弱。隣で釣りをしているボートでは釣ったハゼを水槽に入れて横から親子で観察して実に楽しそうだ。その瞬間、私の竿には今までと違う引っ手繰るようなアタリ。明らかにハゼとは違う。竿が根元までしなり水面で大暴れ。上がってきたのは銀色をしたスズキの子供、セイゴだった。
その後、少しずつ風が強くなって来たため、午後3時にオールを立てて(スタッフに用事がある時の合図)迎えを呼び、納竿にした。
私の釣果は60尾、竿頭の進藤幸吉さんは200尾を釣り上げ、途中からレンタルタックルに変更した親子も約60尾を釣り上げていた。

水槽を抱えてニッコリ♪
竿頭の進藤幸吉さん
1カ月後また来ます♪

12月上旬まで楽しめる!

これからの時期、最初に生まれた“1番子”、“2番子”と呼ばれるハゼは、10㎝を超え、下流域へと落ちていく。「10月後半になれば、開いて天ぷらに出来るサイズが揃う」と吉田さん。9~10月初旬は丁度その変わり目の時期。数が釣りたい人は早めの釣行がお勧めだ。また、良型狙いの人はリール竿で12月の上旬まで落ちハゼが狙えるので是非出掛けてみてほしい。

[動画]1分でわかるハゼの捌き方
でっかいハゼ釣ったよ~!
仕掛け図

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
千葉県江戸川放水路・行徳『伊藤遊船』
〒272-0111 千葉県市川市妙典2-2-14
TEL:047-358-5774(定休日:毎週火曜日(ボートは無休))
詳細情報(釣りビジョン)
伊藤遊船ホームページ
出船データ
平日(出船~納竿)6:00~15:30
土日・祭日(出船~納竿)6:00~15:30
【平日料金】
2人乗り\3500, 3人乗り\4000, 4人乗り\5000
6人乗り\6000, 8人乗り\8000
【土日・祝祭日】
2人乗り\3500, 3人乗り\5000, 4人乗り\6000
6人乗り\7000, 8人乗り\10000
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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