オフショアマガジン
2012.1.1号

あい川丸・神奈川県金沢八景
東京湾・旬のアジをLT(ライトタックル)で攻略!!

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[動画]「あい川丸」八景沖のLTアジ2012
旬”真っ只中!東京湾を代表する美味しい魚・アジ。神奈川県・金沢八景『あい川丸』では、軽い道具と仕掛けを使った“LT(ライトタックル)”でほぼ1年を通じてアジ+αのリレー船を出している。「とっておきの美味しいアジ料理を教えてあげるわよ!」という料理上手な女将さんの言葉に誘われて出掛けた。

女性、子供、ビギナー大歓迎!

優しい船長と気風の良い優子女将。
「気軽に旬の魚を釣って美味しく食べて欲しい!」をモットーに、女性や子供は勿論、ビギナーが安心して遊びに来られるアットホームな雰囲気の『あい川丸』。普段はリレー船で様々な魚を釣らせる船宿だが、現在の道具は、LTアジのワンセットだけで1日中楽しめると言う。「わざわざタックルを替えるまでもないよ!」と相川和万船長の意味深な言葉に期待は十分。

釣り場は至近距離の八景沖!

仕掛け図
出掛けたのは17日(土)。冬型の気圧配置で厳しい冷え込みだったが、私を含め12人が集まり、朝から寒さに負けない熱気で溢れていた。定刻の朝7時半を少し過ぎて船は桟橋を離れ、「八景島シーパラダイス」の真横を過ぎた辺りでエンジンの回転数が上がった。そこからゆっくり走って約10分、釣り場の八景沖に到着。魚群探知機(魚探)を見ながら船長はアジの群れを探し、「はいどうぞ!タナは底から2m」の合図で8時丁度、水深38m前後でスタート。釣り方はイワシミンチのコマセ釣り。ビシは30号で付け餌は青イソメ。全て基本的なLTの道具立てだが、詳しくは仕掛け図を参照。

コマセとビシ
餌は針にちょっと掛けるだけでOK!
雪化粧の富士山が綺麗

朝から苦戦!

潮はやや濁り、ゆるやかに流れていたので悪くない状況だと思ったのだが、思いのほか喰いは渋い。魚のアタリは遠く、船中でたまにポツリポツリと釣れるのはシログチ(イシモチ)で、アジはごくたまにしか釣れてこない。しかし、シログチだって今が旬、美味しい食材が加わるのは嬉しいこと。私も竿を出した。「カケ上がりをやっているから水深は変わっていくよ。タナはこまめに取り直してね」と船長のアドバイスに、いつもより丁寧にタナを取り直すと、クククッ…と微かなアタリに竿を立てて聞き合わせ。すると、クンクンと竿先が微妙に動いた。魚が付いたのを確認しゆっくりと上げてくると15cm級の“本命”アジ。サイズも小さいがアタリも驚くほど小さかった。タナは船長の言う通りビシを底からぴったり2m上げた位置。それも何度も底を取り直して、いつも以上にタナをキープしての結果だ。その後も同じ釣り方で3尾のアジを追加。同じく小型だが、丸々とした魚体はいかにも美味そう。思わずニンマリ。時計が9時を過ぎた頃、船中でもようやくボツボツとアジが釣れて来た。型も20cm級中心へとアップ。

朝は少々風が吹いた
グッドサイズのシログチ
20cm級のアジをゲット!

これぞ『あい川丸』の真骨頂!

大型キスも混じる!
9時40分。潮止まりになり好調に釣れていたアジも一服状態。回りを見渡せば我々の船より沖と猿島方面とにそれぞれ船団が出来ていた。船長に聞くと沖はシロギス、猿島方面はシログチの船団だと言う。「我々の船はキスとシログチの中間地点で釣っている感じかな」と船長。どうりでアジ、シログチの他にシロギスも混じるはずだ。実はこれこそが「タックルを替えるまでもない」という冒頭の船長のセリフの答え。確かに道具は勿論、餌も仕掛けもタナも変えることなく3魚種が釣れて来る。特にシロギスは20cm以上の大型が中心。これぞ「手軽に色々な魚を釣る」という『あい川丸』の真骨頂だ。

怒涛の大アジラッシュ!!

いきなりこのサイズ!
10時30分、小移動。「ここもカケ上がりだからタナ取りをこまめにね」と船長。そして、「今、すり鉢状になっている地形のへりを狙っているんだけど、大型が出る場所」と操舵室でこっそり教えてくれた。その直後、船長の言った通りいきなり40cmはあろうかという大アジが連発で釣れ出し、船内は一気に活気付き、船長もタモを片手に大忙しとなった。アジの他にも丸々と太ったサバや30cm級のホウボウ、20cm後半のシロギスも交じった。

その後も爆釣は続いた!

[動画]船長から読者の皆様へ
その後、1度は小移動したがパッとせず、再び大アジポイントに戻り、大型を連発。結局、そのまま約30分延長して15時に沖上がりとなった。結果は小~大アジ、シログチ、シロギス、サバ、カサゴなど色々な魚が釣れ、船長の思惑通り“LTアジ五目”となった。ただ、正直厳しい時間帯もあり、アジの数だけなら2~8尾と一見悪い成績だが、シログチもシロギスもそれぞれ専門の乗合船が出ている釣り物。この内容なら満足出来る結果と言えよう。しかも翌18日はアジ7~15尾、19日は20~48尾を記録。その後も17~36尾、23~48尾、13~50尾、16~47尾とアジの数も伸び、他魚種も豊富、安定した釣果が出ている。船長から読者へ宛てたコメントを動画にまとめたので是非ご覧頂きたい。

体高のある幅広アジ!!
ビッグワン!!
嬉し恥ずかし!

☆優子女将の料理コーナー☆

[動画]「シログチのユッケ」
お待たせしました。料理上手な優子女将がその腕を振るう“船宿料理動画コーナー”。今回はシログチを使った「シログチのユッケ」と最高に美味しい旬のアジの干物を使った「究極のアジご飯」と「究極のアジご飯茶漬け」の3品を披露。どれも簡単で驚くほど美味しいので、動画を参考に是非作ってみて下さい。

[動画]「究極のアジご飯・干物の作り方」
[動画]「究極のアジご飯・調理編」
[動画]「究極のアジご飯茶漬け」

※船宿では、「イシモチ」と表現している魚は、全て和名・シログチ

(鈴木 恭介)

今回利用した釣り船
神奈川県金沢八景『あい川丸』
〒236-0028 神奈川横浜市金沢区洲崎町23-6-201
TEL:045-786-9700 (定休日:毎週木曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
あい川丸ホームページ
出船データ
乗船料金:8,000円(イワシミンチ、青イソメ、氷付)
貸し道具:無料 ※ビシや天ビンも無料(但し紛失した場合は実費)
出船7時30分~沖上がり14時30分
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