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神奈川県・城ヶ島、延べ竿で楽しむ“魚種探索”の磯釣り!

2022年09月19日公開

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厳しかった猛暑も一段落、そこで久し振りに神奈川県・城ヶ島の磯に大好きな“延べ竿釣行”に出掛けた。今回のターゲットは、メジャーなメジナやクロダイではなく色々な魚達との出会いが目的。秋は海水温も高く、趣味の“魚種探索”には最適のシーズンだ。

延べ竿釣りは楽しい!

ヒュンと竿鳴りがして竿先が水に突っ込むスリルは堪らない。特にこの時期の磯は何が来るか!?魚体が見えるまで分からないドキドキ感がある。タックルは振出しヘラ竿5.4m、道糸ナイロン1.5号、ハリスフロロ1号、オモリガン玉B、玉ウキ、ハリ伊勢尼3号、撒き餌、付け餌共にオキアミ。経験上、このタックルでメジナ、クロダイの35cm位までなら何とかなる。

釣り場は観光地

釣り場は神奈川県・三浦半島の先端、風光明媚な観光地でもある城ヶ島。土産屋が並ぶメインストリートの先にある有名な磯場「四畳半」の長津呂入江側で竿を出した。バスの終点から徒歩10分、バス停近くにはコインパーキングもあってアクセスのいい所だ。パーキング上限450円、しかも城ヶ島内の指定のパーキングにも停められるワンデーパスになっていて風向き等で釣り場を移動する時等は便利だ。
当日は軽い北東寄りの風でほぼナギの状態。南寄りの風が吹くと長津呂入江でもサラシが出来る。北東風なら今回の西側、南西気味の風なら城ヶ島公園の北側がお勧めだ。どちらも水辺は本格的な磯場なので磯靴と救命着は必須だ。

 

「四畳半」右角でスタート

駐車場から約10分、磯場は比較的平坦で開けた場所で「四畳半」は人気の高いポイント、足下から水深があり、延べ竿でも楽しめる。コマセを少量撒き1投目、すぐにアタリがあり釣れて来たのはニシキベラ。妙に青い観賞魚的な奴。今回はほとんどの魚をリリース、ハリを飲み込んでしまった魚と美味しそうな魚のみをキープする事にした。
次に釣れたのはウミヒゴイの仲間?オキアミを少量撒くと定番のスズメダイ。その昔、福岡にいた頃は“アブッテカモ”と言って時折鮮魚店に並んでいた魚。脂があって美味しかった思い出があるが、今回はリリース。次も“定番”、必ず釣れると言ってもいい奴、ホシササノハベラ。これの大型は天ぷらにするととても美味しいことを数年前に発見したが、これは小さいのでリリース。

ギンイソイワシの自己記録更新!

次に釣れて来たのは、この日初めてキープした魚、ギンイソイワシ。なんと自己記録更新の14cm。透き通った銀色に緑のラインのハッキリとしたとても美しい立派な魚。非常に似たトウゴロウイワシとの区別は腹ビレと肛門の位置、離れているとギンイソイワシだ。大きさはこれが最大級と思われる。
刺し身で食べたが、これが最高!思いの他脂と味があってキビナゴに近い味わいで、「専門に狙う価値あり」との感想を持った。

計14種類の魚に出会えた

暫くして、コマセが効いてくると海面が賑やかに。そして危険な奴、アイゴが登場。背ビレ、腹ビレに毒があり刺されると大変なことに。要注意の魚だが、強烈な引きで糸鳴りさせてくれる。
コマセの中心に小魚、その少し先にゴマサバの25cm前後。コマセの投入点からの距離で魚種が変わるのがハッキリわかる状況になった。この日は、他に小さなメジナ、ネンブツダイ、アナハゼなど、計14種類の魚に出会えた。
日没直前にはハリス1.2号に変えたが、突っ込まれてラインブレイク、大型のメジナだったかも知れない。
城ヶ島「四畳半」は、手軽な釣り場だが、1kgオーバーの魚もいるポイント。マヅメ時には太めの仕掛けと玉網の準備を。今回は顔を見られなかったが、シマアジ、アジ、クロダイ、カサゴ、イナダ、ショゴ(カンパチの幼魚)も潮次第では釣れて来る。
秋の延べ竿での磯釣りは、簡単で誰にでも色々な魚に出会える楽しい釣りだ。ただ、ここのような本格的な磯場では磯靴、救命着などの装備と海の状況を観察しての安全確保は絶対に忘れてはならない。

施設等情報

神奈川県城ヶ島近辺 神奈川県ホームページ

施設等関連情報

特になし
     
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