オフショアマガジン
2012.10.15号

新明丸・神奈川県鶴見
東京湾・横浜周辺のハゼ、絶好のスタート!

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[動画]スタイルフリー!ハゼ釣り!
横浜・鶴見『新明丸』で7日、ハゼの乗合船がスタートした。秋の東京湾、その昔はハゼ釣り船で賑わう様が風物詩と言われたものだ。それが今ではハゼの乗合船を出している船宿さえ数える程になってしまった。しかし、東京湾のハゼは健在である。今シーズンの状況を確かめに初出船の乗合船で出掛けた。

ハゼ釣りは、是非延べ竿で!

ハゼ釣り、リールのない延べ竿を使った釣りがお勧めだ。秋のハゼは15cmを超えれば良型と言われ12、13cmが“標準サイズ”。小型の魚を楽しむためには、それなりの道具立てを心掛けたい。和竿(竹竿)が理想だが、今ではカーボンロッドの使いやすいものがあり、『新明丸』でも3mと3.5mのカーボンの延べ竿を販売している。ハゼ釣り=年配者の釣り-と思っている若者も多いようだが、実は延べ竿でのハゼ釣り、とてつもなく面白い釣りである。1度経験してみれば、その面白さに気付くはずだ。今シーズン、是非試して頂きたい。

仕掛け図
ハゼ釣りに精通した高橋英夫船長が舵を握った

ハゼ釣りに精通、高橋英夫船長

7日は、「昼頃まで雨」という天気予報だった。3連休の真ん中で翌日は「晴れ」の予報が出ていただけに、初出船に乗船を予定していた人も翌日に変更するかも…と心配しながら出掛けると、案の定、乗船者は小生を含めて4人と少なかった。定刻の7時45分、横浜周辺のハゼ釣りに精通している事では、同地区でも1、2を争う存在であろう高橋英夫船長の操船で出船した。
船は鶴見川を下り、右岸側に広がる運河群に入って行った。「やってみて下さい」。最初の場所で船長から声が掛かったのが8時丁度。9尺(約2.7m)の和竿を2本出して仕掛けを降ろすと、水深は3m足らず。この水深ならギリギリだが“ハネ込み(糸を手繰らず手元に仕掛けが来る)”で釣れる。
運河内は、お世辞にもロケーションがいいとは言えないが、水は驚く程きれいだ。最初の場所では、全員にアタリがなく、船長は対岸側に船を移した。

9尺の和竿でのハゼ釣り
運河群での釣り

15cm前後の“いい型”交じる!

2、3回小移動を繰り返した時、小生の竿に小さなアタリが来た。そのまま竿を立てて合わせると、15cm程の丸々と太ったハゼが釣れて来た。この時期としては十分に“いい型”である。しかし、その場所では、その1尾だけで後が続かなかった。
船長は、マメに小移動を繰り返し、実績のあるポイントを回って行く。すると、水深4m程の所で活発なアタリが出始めた。釣れて来るハゼは、小型でも12、13cmで15cm前後の“いい型”がかなり交じって来る。しかし、喰いはやや浅く、キッチリ合わせたつもりでも途中でバレてしまったり、2本竿の片方を合わせて置き、もう一方の魚を外していると、その間にバレてしまう事も度々あった。喰いが活発な時には、ハリが飲まれてしまう事も多いのだが、この時点(30尾前後)では、1尾も飲まれる事がなかった。

良型ハゼが多かった

1度は束釣りを断念も…

その後も運河内を転々と移動しながら水深3~5mラインを狙ったが、ウロハゼ(マハゼに似ているが、やや体色が黒く、口が大きいのが特徴。食用魚になっているが、マハゼに比べ味はやや落ちる)が多い場所もあり、シロギスが交じった所もあった。それでも正午までに50尾を超えるハゼが釣れたが、「束(100尾)には遠く及ばないな…」と思っていると、「上げて下さい。移動します」と船長。時計は既に12時を回っており、船着き場に2時帰着を考えると、残る時間は1時間ちょっとだ。それでも船長は、船を運河群から出し、横浜港内・新山下方面に向けた。そこは昨年も大きな実績が挙がっている首都高速湾岸線・新山下出入口の下、何軒かの船宿の船着き場が点在している場所である。

ハゼ、ハゼ、ハゼ…

これがウロハゼ、マハゼによく似ている

17㎝の大型も顔を見せた!

到着するとすぐに活発なアタリが出始めた。片方の竿を取り込んでいると、もう一方の竿にアタリが来ることも度々あり、暫しの間入れ喰い状態。そして、ひと際強烈な手応えで、この日一番の良型も釣れて来た。ゲージを当ててみると17cm ジャスト。丸々と太っており重量感タップリ。
時計は既に1時を回り、残り時間は30分足らずだ。しかし、ここでの釣れっぷりは、1度は諦めた束釣りも望めそうな勢いだったので、時間ギリギリ(1時40分)まで粘ったが、数えてみると何と98尾。束に2尾足らずの残念無念な結果となった。

最後に入った新山下の高速道路下
この日最大の17cm
きれいな飴色をしたハゼ。築地では1kgウン千円の値が付く超高級魚

8日に139尾、9日には175尾!

しかし、翌8日には139尾、9日は175尾と釣果は急上昇。今シーズンの横浜方面のハゼは、間違いなく“好漁年”と考えてもいいだろう。少なくとも11月一杯は、延べ竿での釣りが楽しめる横浜周辺のハゼ釣り。今シーズンは、是非是非一人でも多くの若者達に「この釣りの面白さ」を体験して欲しいものだ。

(野口 哲雄)

(カメラ・兵頭 誠司)

今回利用した釣り船
神奈川県鶴見『新明丸』
〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5-13-24
TEL:045-501-2081 (定休日:毎週木曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
新明丸ホームページ
出船データ
時間:午前7時45分出船、午後2時船着き場着
乗合船:6,500円(エサ付き)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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