釣りビジョン
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2012.11.1号

弥生丸・千葉県保田港
秋ならではの楽しみ!千葉県・内房、保田沖の“マダイ五目”

[動画]狙うは!?マダイ五目釣り
千葉県・内房エリアのコマセ釣りで狙う秋の“マダイ五目”が盛り上がっている。“本命”の他にイナダ・ワラサといった“青物”やカワハギ・アジなど嬉しい“ゲスト”が多彩に交じりクーラーBOXを賑わしている。保田港『弥生丸』では、8kg近いブリもキャッチされ、いよいよ本格的な秋のスタートである。11月26日、マダイと“青物”の「クーラー満タン」を期待して乗合船に乗った。

船宿推奨仕掛けは7号6m

仕掛け図
『弥生丸』では網代弥寿雄大船長の手作り仕掛けを販売している。周年狙えるアジの仕掛けはもちろん、イナダ・ワラサが多く交じるこの時期に合わせた仕掛けが揃っている。今回の“マダイ五目”のお奨め仕掛けを聞いてみた所、「7号のハリスがいい」との事。「先日は7.8kgのブリも上がったんですよ」と船長。その他にも6号のハリスが結構切られており、折角掛けた大物を獲り損ねないためにも太仕掛けが良いとの事。もちろん、マダイ狙いには太過ぎるため、朝一の時間帯は7号でスタートし、イナダ・ワラサの喰い気を見てからハリスの号数を落とすなどの状況判断も必要だ。とにかく、“ブリ級”のサイズと遭遇するチャンスは滅多にない。迷う事なく7号ハリスを選んだ。

当日のタックル
船宿オリジナル仕掛けと80号ビシ
網代竜也船長

航程10分、保田沖の水深50mでスタート

午前6時、網代竜弥若船長の操船で河岸払い。ゆっくりと真沖を目指して走り始める事10分、保田沖50mでスタートとなった。「水深50mです。下から6mでやって下さい」と投入合図。プラビシ80号にアミコマセを詰め、付け餌の沖アミをセットして投入すると、潮の流れは殆ど感じられず、道糸は真っ直ぐに降りて行く。着底を確認して糸フケを取り2m巻き上げた所で大きく竿を振り上げてコマセを撒く。4m、そして指示ダナの6mでコマセを撒いてアタリを待った。仕掛けが潮に馴染んだ頃を見計らって誘いを掛ける。先ずは竿一杯に頭上までゆっくりと誘い上げ、少し止めてからゆっくりと竿を下げて行く。落とし込みに集中したが、大きく膨らんだ朝一の期待に反してアタリはない。それでも小マメに仕掛けを入れ替え、誘い続けていると右舷胴の間(中央)の倉形金幸さんにヒット。しかし、大型のワラサとは程遠い弱々しい引きだ。難なく取り込んだのは後検量800gの良型アマダイだった。思わぬ“高級ゲスト”の登場でにわかに活気付いた船内だったが、それに伴って活性が上がってきたのがソーダガツオだった。何しろ投入した仕掛けが着底する前に付け餌が掴まってしまうのだから始末に悪い。暫くの間そんな我慢の時間が続いた。

嬉しいゲストのアマダイ
釣り場が近いのも嬉しい
ソーダガツオに手を焼いた

チャンスタイムは潮変わりに!

この日は殆ど潮の流れが無かった。極僅かに上潮が動いているか・・・その程度で底の方は全く流れない、そんな状況だった。更に海面から10m下までコマセカゴがくっきり見える程潮が澄んでいる。そして秋晴れの晴天である。正に喰い渋りを絵に描いた様な三重苦!スタートから2時間が過ぎていたが、朝一のアマダイ以降は期待のイナダ・ワラサは全く顔を見せなかった。こうなると7号ハリスでは太く感じられて仕方が無い。気分転換にマダイ・イナダ狙いの4号8mに替えてみた。これが功を奏したのは私ではなく、右舷胴の間の倉形さんだった。「来ましたよ」と慎重なやり取りが始まった。明確な三段引きは“本命”のマダイに違いない。あくまでも私の個人的なイメージだが、同じ1kgのマダイでも春より秋の方が引きが強く感じる。水深50mから慣れた竿捌きで釣り上げたのは1.4kgのマダイ。実はこのすぐ前に左舷ミヨシの谷口晴治さんに良型のカワハギが上がっており、下げ潮から上げ潮に変わった直後のチャンスタイムだった。

きました本命マダイ!
良型カワハギ
慎重にアタリを待つ

最後にアジのお土産付き!

良型カワハギとマダイがキャッチされ、状況が変わるかに思われたのだが、チャンスらしいチャンスはそれだけで、またしてもソーダガツオやサバが長ハリスを痛めるだけの時間が続いた。そんな時、竜弥船長から移動の合図が出た。3分程沖に船出すと水深は80m、ここはアジ狙いの漁礁ポイントだと言う。『弥生丸』ではその日の状況に応じて「お土産釣り」も考えてくれるので、晩御飯のオカズは心配いらない。 早速、アジ仕掛けに交換して投入するとすぐにアタリがあり、40cm前後の大アジが上がってくる。ここでは海面からのタナ取りが基本で、底まで落としてしまうと漁礁に根掛かり、仕掛けをロストしてしまうので気を付けたい。肝心のアジはポツポツという状況だったが、船内で6人の釣り人が其々大アジを3、4尾ずつ確保出来たところで沖上がりとなった。

良型のアジ!

今後も有望な保田沖の“マダイ五目”

結局、イナダやワラサは不発に終わってしまったが、今シーズンの魚影は相当に濃いので適度な濁りと流れさえあればいつ“爆発”するか分からない。翌日には71cm4.5kgの大ダイも上がり、その他にも“それらしきアタリ”が4回もあり、3号ハリスが切られてしまったとの事。その次の日には88cm、6.6kgの大ビラメや3.5kgワラサも上がっている。潮温も高めで推移している事から「年内一杯は十分に楽しめます」と大船長は太鼓判!この秋はアジの“保険付き”で「思わぬ大物」を狙ってみるのはいかがだろう!

(津端 雄大)
(カメラ・兵頭 誠司)

今回利用した釣り船
千葉県保田港『弥生丸』
千葉県安房郡鋸南町大六79
TEL:0470-55-0747
詳細情報(釣りビジョン)
弥生丸ホームページ
出船データ
アジ予約乗合 アミコマセ・沖アミブロック1.5kg・氷付き9500円
集合 午前5時30分
出船 午前6時 沖上がり 午後1時
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