オフショアマガジン
2013.4.1号

とうふや丸・神奈川県大磯港
抱卵期直前!相模湾・瀬ノ海で旬の“大アジ”絶好調!!

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アジからブリまで季節によって様々な魚が狙える好釣り場、相模湾・瀬ノ海。そこをホームグラウンドにアジ狙いで出船している大磯港『とうふや丸』の釣果情報を見ると、連日30cm超えの“大アジ”が竿頭で30~50尾と絶好調。早速、関野幸男船長に様子を聞くと「今のアジは産卵期直前でまさに旬。脂も乗っていて美味いですよ♪」と太鼓判を押した。春風に誘われて、26日大磯港へ出掛けた。

午前7時、明るくなってから出船

『とうふや丸』の集合時間は午前6時、出船時間は午前7時だ。最近千葉や茨城方面の取材で午前2時前に家を出発する機会が多かった私は、思わず午前7時と聞いた瞬間拍子抜けしてしまった。午前6時集合と言う事は、都内近郊からなら午前4時半に出発すれば十分間に合う。この時間なら前日仕事でも睡眠時間はきっちり取れそうだ。「ウチは電車で来る人も出船時間に間に合うように心がけています」と船長。普段寝る時間が遅い諸兄たちには何とも嬉しい心配りだろう。
※夏場のキハダやカツオ狙いの時には釣り場が遠いため要確認。

座席は札を裏返す
「第五とうふや丸」
関野幸男船長

瀬ノ海まで航程20分、水深96mからスタート!

仕掛け図
定刻に河岸払い。左舷には胴の間(中央)に親子連れ2組、ミヨシ(船首)には海釣り初挑戦の石原顕さん&会社の先輩、深澤和司さんが並び、私を含む合計11人を乗せ、瀬ノ海へ向かった。航程は約20分、右手には西湘バイパスの車が肉眼で確認できる。天気予報は晴れで暖かくなると言っていたが、8mの北東風があり、体感温度は真冬と同じだった。釣り場に到着すると、既に5隻がアンカーを打ち終わり釣りを開始していた。慎重に魚探反応を見ながら、アンカーを打つタイミングを見計らう船長。アンカーが打ち込まれたのは釣り場に着いて20分後。アンカーが効いたのを確認して、合図が出た。「はい、いいですよ~水深96m、底から4mでお願いします」。

貸出無料の天ビン&ビシ
アジ仕掛け
瀬ノ海へ到着!

大アジ、大ムツ、ヤリイカと五目釣りフィーバー!

[動画]瀬ノ海で旬の大アジ絶好調!
開始30分、コマセはバンバン撒かれるが、一向にアタリはない。暫くの沈黙の中、口火を切ったのは右舷胴の間の山根昭雄さん。「竿先にコソコソっとアタった程度だからね」と軽く電動で巻き、合わせを入れて慎重に巻き上げる。「お~美味そう!引きの割にはいいアジだね」とニッコリ。パターンを掴んだのか、山根さんは1尾ずつではあるが、次々に35cm級のアジを釣り上げていく。すると、隣に座る大ドモの常連さんの竿が激しく叩かれた。しかし、巻き上げの途中はすんなりと抵抗せずに上がってくる。海面を割ったのは何と茶色い魚影の30cm超えの丸々太った良型のムツと“大アジ”の一荷(2尾)。“高級ゲスト”の登場に思わずニンマリ。左舷大ドモ(船尾)でも同サイズのムツがヒット。話を聞くと、餌には赤タンの他にムツの“特効餌”である小さなサバの切り身を付けているとの事。更に驚いたのは次の瞬間。「今度はパラソル級のヤリイカがダブルで釣れたよ~」と再び大ドモから歓声。船長に許可を貰って2本竿を出し、スッテにサメの切り身を付けて放置しておいた仕掛けにヤリイカがダブルでヒットしたと言う。そして、次はスルメイカも追釣した。

アジ&ムツの一荷
美しく輝くムツ♪
パラソル級ヤリイカのダブル!

基本は底から4m。小さいアタリほど大物の可能性あり!?

午前8時から10時までの2時間はアタリが頻発し、右舷ミヨシでは40cm級のアジが2連発!そして、1kg超えのメダイまで飛び出した。40cm級のアジのアタリがどんなだったかと聞くと、「今日のアジは大きければ大きいほどコツッと小さいアタリがあるだけですね。今のも最初のアタリは小さかったですよ」と教えてくれた。周りが置き竿で釣りをしているのに対し、手持ちで変化をつけた誘いをしていたのはミヨシから2番目の常連、工藤正さん。大きめに底から4mまで強めにコマセを撒きながらシャクリ上げ、約10秒待つ。そこで、アタリが無かったらゆっくりとソロソロ誘い上げていくのだ。「底から7、8m付近でヒットしてくる事もありましたよ」と言いながら目の前で“大アジ”の一荷。流石は常連さん、お見事!

魚探には反応なし、でも喰い活発!
40cm級の良型!
見よ!この厚み!

タモ入れは慎重に♪
やったぜ!10尾目!
「良型だね♪」と工藤さん

1時間でアジ5尾&ムツ1尾をゲット!

この日、実は“ムツの炙り”と“〆アジ”の造り方の撮影をするためにアジとムツを釣らなくてはならないミッションも抱えていた。喰いが少し渋くなって来ていた午前10時、右舷胴の間から竿を出した。使ったタックルはヤリイカロッドに中型電動リール。ビシ&天ビンは船長からの無料レンタルを利用した。コマセを8分目詰め、2本バリの上バリには赤タン、下バリには1cm弱に四角く切った切り身を付けた。着底後、1m刻みにコマセを勢いよく振って4m誘い上げる。そして、竿受けにセットして置き竿に。そして待つこと30秒。ククン、クン。硬めの先調子の竿先が海面へお辞儀をした。今までの状況から追い食いは期待出来ないと思い、手持ち竿へと切り替え、電動リールを中速で巻き上げる。すると、海面下にはギラギラと光る魚影。「どうかサバじゃありませんように…」と願いながら上げてくると。体高&厚みともに申し分のないアジが姿を見せた。口切れしないように小ダモに入れてランディング。その後も順調に2投に1尾ずつアジを釣り上げ、3尾目には“本命”のムツも釣り上げてなんとか食材を手に入れた。

赤タン&切り身をセット
一投目から“本命”ゲット
高級魚のムツも登場♪

私の釣果の一部
カマスもヒット!
1kgUPのメダイも登場

海釣り初挑戦、貸し竿で堂々の竿頭16尾!

[動画]ムツの炙り&〆アジの造り方
その後、正午にはパタッと喰いも止まってしまい2度の移動を繰り返したがポツリポツリ程度に留まった。「いつもなら午後2時の沖上がりの前にもう1回時合がくるんだけどね。先週は54尾釣ったし今日は厳しかったですよ」と工藤さんは肩を落とした。竿頭は海釣り初挑戦の石原さんで16尾。船中の約半数が15尾前後の釣果だった事と高級魚のムツが船中20尾上がった事も付け加えたい。釣ったアジのお腹の中には白子を確認。産卵期間近の旬のアジ&高級魚・ムツ。脂の乗っている美味しいうちに出掛けてみては如何だろう。

竿頭の石原さん
グッドサイズ!
久ぶりの釣りで良型ゲット!

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
神奈川県大磯港『とうふや丸』
〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯2086
TEL:0463-61-6359
詳細情報(釣りビジョン)
とうふや丸ホームページ
出船データ
(料金)アジ船=9,000円(赤タン・コマセ付)
※氷は港前の一番で販売 1ブロック(小)200円
午前6時集合7時出船、午後2時沖上がり
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