釣りビジョン

ドーム船のワカサギ釣り、仲間同士で“10束”プロジェクト!

2023年03月08日公開

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ご存知かと思うが、1束(そく)は100匹。野菜の数え方からきているらしいが、釣りの世界では「束釣り」等と使われる。ワカサギ釣りは、群れに当たれば、初心者でもその「束釣り」が出来る。しかし、1人で10束(1000匹)となるとは至難の業。今回は、そんな「夢の10束を…1人では無理でも、参加者全員で!!」と22人の同志が集まった。

快適で安全な“ドーム船“は、家族連れに大人気!!

山梨県・河口湖は、富士箱根伊豆国立公園にある富士五湖の一つ。ブラックバスが有名だが、それよりも歴史のあるワカサギ釣りは現在も人気が高い。その人気の秘密は、多くの船宿が「ドーム船」を所有している事。
ドーム船は大きな船の上にビニールハウスを乗せたようなイメージ。暖房が入り、厳冬でも暖かい室内での釣りが可能だ。湖に落ちる心配もない。女性にとっては、重要な清潔なトイレも完備されているので安心だ。

美しい富士山に見守られながら船宿に向かう
朝6時、まだ薄暗い中央自動車道を走っていると、日本画から抜け出してきたような雪をたたえた美しい富士山が見えて来た。河口湖ICで下り、左手に『富士急ハイランド』を見ながら進んでいく。ICから数分先のコンビニに寄り、船内で食べるおにぎりと同行の仲間に配るお菓子を大量購入した。船宿近くにはコンビニがないので注意。
今回、お世話になったのはレンタルボートやドーム船で気軽にワカサギ釣りを楽しめる船宿『湖波(コナミ)』。店内の大きな窓から富士山や河口湖を眺めながら熱々のワカサギフライや、ヤマメの塩焼き、名物のほうとうなどを食べる事が出来る。釣りとともに味わえる地元の食材で作られた料理の数々に、舌鼓打つこと間違いなしだ。

河口湖の釣りは朝が勝負!

午前7時過ぎ、渡船にゆられてドーム船へ乗り込む。明るくなって来たので周辺を見回すと、雪があちらこちらに残り、渡船に数分乗っただけで顔が凍るような寒さだ。しかし、ドーム船の中は暖房で暖かい。船宿スタッフから「河口湖の釣りは朝が勝負!」と教えて頂き、早速準備開始。
この時期のワカサギは10cm前後と大きい。そこで、私は手返しを重視した仕掛けを選んだ。仕掛け全長は55cm。ハリは大きめの2.5号、ハリ数は5本。初心者にも扱いやすい仕掛けで、これで充分釣ることが出来る。この日は冷たい北風か強く、流れが速い事を考慮して、オモリは10g以上とした。穂先は動きも見やすくアタリも取りやすい、短めで硬いものを選んだ。友人たちは多点掛けを目指し、10本バリの仕掛け。ハリのサイズを1.0号など様々だ。餌は「紅サシ」。事前に購入する事を伝えておけば、現地で受け取れる。因みに足りなくなっても追加購入可能だ。

 

「来た!」。ワカサギの魚影で魚探が真っ赤に!!

水深は10m弱。オモリが湖底に着くと、糸フケを取る間もなく、すぐにチョンチョンと穂先が揺れ、アッという間にワカサギが掛かる。魚探を見ると魚影で真っ赤だ。多点掛けを成功した友人の穂先は水面に着くほど曲がり、電動リールのモーター音は重そうな唸り声を響かせる。7本バリ全てに付いたワカサギが、水面から次々に顔を覗かせて来た。活き活きと飛び跳ね、太陽の光を反射しキラキラと輝き本当に美しい。まさに餌を落とせば釣れる-最高の時間帯だ。

30分でワカサギが消えた!?

しかし、午前8時にスタート、30分後…ピタリとアタリが止まった。ほんの数分前まで真っ赤だった魚探の画面には何も写っていない。「魚探に映らなくてもワカサギはいるはず」と、タタキを入れて誘い続ける。そんな中、船宿スタッフが釣り上げている姿が目に入った。オモリが底に着くと、10秒程時間をかけて10cmくらいまでゆっくり誘い上げ、長めに止める。それの繰り返しだ。アタリが出ると、誘いより多少速めの動作で抜き上げるように竿を上げ、1匹、1匹丁寧に釣り上げていた。
見様見真似だが、同様に誘ってみると、穂先にチョンチョンと小さなアタリ。フッキングするのではなく、掛かったハリの角度を変えないように、ゆっくりと仕掛けを上げていくとググッと食い込む。「やった! 久しぶりの感触!」と心が躍る。元気に跳ねるワカサギが1匹上がって来た。その後、午後2時のストップフィッシング10分前に、小さな群れが来たものの、仲間22人がかりでも「10束」には届かず終了。長時間の戦いは、幕を閉じた。また来年「10束釣り」を目指すと皆で約束。後ろ髪をひかれつつ、河口湖を後にした。
残念だったが、船宿スタッフの「ゆっくりとした誘い」での釣り方を学び、収穫のある釣行になった。タタキで魚を散らさず、そっと誘いあげることでワカサギの警戒心を緩め、1匹ずつ釣り上げる丁寧な釣り方。釣りのテクニックの幅を広げる事が出来て嬉しい。まだまだ練習あるのみと気合が入った。

ワカサギは揚げたて熱々の天ぷらが最高!

ザルに上げたワカサギに、塩を少々振り、軽く揉んで水洗い。水切りをしたら、天ぷら粉を付けて揚げるだけ。シンプルだが「やめられない♪止まらない♪」のおいしさで、アッという間にお皿が空。釣りたてならではのフワフワ食感と、口の中に広がるワカサギの優しい甘みが最高だ。癖になる事間違いなし!
「釣って・作って・食べて」と魅力満載なワカサギ釣りを、是非楽しんで頂きたい。

施設等情報

『レンタルボート 湖波』
・レンタルボート
時間:7:00~16:00まで(7/1~9/1は6:00~16:00まで)
・ドーム船(ドーム船まで船で送迎)
出港時間:午前7:00 帰港時間:午後2;30
出港場所:湖波桟橋(富士河口湖町浅川)
貸し竿:有り

『食事処 こなみ』
昼食:11:00~15:00 夕食17:30~21:00
・釣ったワカサギはお店で調理もOK!天ぷらやフライにしてお土産に!
(ただいま時短営業中。詳しくは問い合わせ)
所在地:〒401-0303 山梨県南都留郡富士河口湖町浅川367-1
TEL:0555-72-0349
駐車場:有り 食事処 こなみホームページ

施設等関連情報

車:中央自動車道河口湖ICより国道139号線を河口湖、本栖湖方面。
2つ目の信号交差点「東恋路」を右折し河口湖大橋(無料)を渡り最初の信号を右折、約1km先の左手。
鉄道:富士急行・河口湖駅から1,647m。
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

野々宮 このみ
海釣りが大好き。アジ、キス、タチウオ(天秤)、アマダイ、カワハギ、プレジャーで深場のロマンを求めてアカムツなどを狙っている。湖でのワカサギも。釣り以外の趣味はマンガを描く、コスプレ、宝塚観劇。皆様に分かりやすく、気軽に釣りを「やってみたい!」と思っていただけるような記事を執筆していきたい。
instagram:
@konominggh
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