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名門ヤマガブランクスが送り出す”なんでも竿”とは?【名古屋キープキャスト速報!】

2023年03月14日公開

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ソルトゲーム用ロッドのラインナップが豊富なヤマガブランクス。魚種ごとに突き詰められた専門性がファンの支持を集めるが…今回はバーサタル性の高いモデルと、タイラバ用の新製品を紹介しよう。

1本だけ持って海へ行き、片っ端から釣るためのロッド

ソルト界の雄、ヤマガブランクス。名古屋のザ・キープキャストではたくさんの新製品を発表していたが、なかでもイチオシのモデルを紹介させていただこう。

アオリイカ、シーバス、ヒラメ、タチウオ、クロダイ、ロックフィッシュ、カツオ、各種青物…と、もはやソルトルアーのなんでもロッドというべきモデルが「ヤマガブランクス88チェイン」。機種名にブランド名の「ヤマガブランクス」そのものズバリを持ってきたあたりにも強い自信が感じられる。広報の増田直人さんに伺った。

増田「元々は磯からのサブロッドだったんです。磯から青物を狙いに行って、その合間にイカやロックフィッシュもやったりと、そういうなんでも竿を作ろう、と。遠投性能を突き詰めていったら、88というレングスになりました。とにかくよく飛ぶので、サーフでも面白い竿だと思います」

場所を問わず、フィールドとフィールドをつないでいくような竿、ということで”チェイン”という名前が付けられたという。ところで、ルアーはどこからどこまで使えるのだろう?

増田「もちろん、プラグもワームも使えますよ。8~40グラムまで幅広く投げられます。シーバスロッドで例えるならLからMHクラスまでを1本にしたような竿です。そして、持ってもらえればわかりますが、軽いんですよ」

魚種に囚われることなく、旬の釣魚をなんでも狙ってみたい、そんな人なら決して後悔することはない1本になってくれるだろう。

用途別に分けられたタイラバロッド・シーウォークの4機種

続いて、新しくリニューアルされたタイラバロッドシリーズ、「シーウォーク」の4機種を紹介しよう。解説はフィールドスタッフの米田孔一さん。

米田「従来のモデルはパワー別にラインナップしていたのですが、今回はコンセプトで分けています」

「シーウォークタイラバ70AT」
これが中核モデルになる。標準的なタイラバの巻きの釣りに適していて、全国どこへ行ってもこれ一本でなんとかなるという頼もしいモデル。アタリがあったらバットからベリーまで綺麗に曲がってくれるそうだ。

「シーウォークタイラバ611D」
重いタイラバを使用した水深100mを超えるゲームに対応するロッド。電動リールの使用を想定しているので、使いやすいリールシートやグリップ形状になっている。なお、70ATと611Dはいずれもよく曲がって粘るロッドなので、スパイラルガイドを採用。ブランクスへの干渉を防止し、安定したファイトができる。

「シーウォークタイラバ72S」
センシティブ(感度)とシャローを意味する、S。軽くて薄いブランクスを使用し、モデル中一番長いにも関わらず最軽量になっている。ただ、感度重視ではあるが、しっかり曲がり込んでくれるので、アタリを弾くこともない。通常のタイラバロッドは振動が起きないようティップがピタッと止まるが理想とされているが、このモデルはそこを逆手に取り、竿が微振動を起こす。そのリズムの変化でタイのチェイスを感じることも可能。

「シーウォークタイラバ60F」
ファストのF。他の3機種は乗せ調子だが、これは掛け調子になっている。カーボンソリッドティップなので先は柔らかく曲がり、ベリーからバットは張りを持たされているので、タイのアタリを感じたらバシっと掛けていける。タイラバだけでなくタイジグのようなただ巻きにも対応している。

 

施設等情報

株式会社山鹿釣具
TEL:0968-41-3939(平日9~18時) 株式会社山鹿釣具ホームページ

施設等関連情報

ザ・キープキャスト2023(終了しました)
■会期
2023年3月11日(土) 9:00~17:00
2023年3月12日(日) 9:00~17:00
■会場
ボートメッセなごや 第3展示館
愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2
     
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この記事を書いたライター

望月 俊典
千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。
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