オフショアマガジン
2013.7.15号

博栄丸・静岡県御前崎港
チョ~豪華!駿河湾・金洲の高級魚“五目釣り”!

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関東地方に続き、東海地区でも梅雨が明けた。真っ青な空に蒼い海!これで“高級魚”が釣れれば言う事なし!駿河湾有数の好釣り場として知られる金洲では、40cm級の肉厚ジャンボイサキを中心にチョ~豪華な魚達(オナガ、カンパチ、シマアジ、ウメイロ、ヒメダイ)が好調との事。梅雨明け初日の8日、御前崎港『博栄丸』の乗合船で金洲へ向かった。

金洲チャレンジは通常タックルで十分!

今年のオフショアマガジンでは「イナンバ」、「新島ウラ」と遠征釣りを紹介して来たが、今回の釣り場は“高級魚五目”で知られる金洲だ。その昔、高級魚が山のように獲れて「金になる洲」と漁師が言った事から名づけられたと言われている。今でもその魚影の濃さは健在だ。遠征釣りと聞くと“ヘビータックル”を連想しがちだが、釣り場の水深も30~80mと浅く、マダイ~ワラサ用等のコマセタックルで十分だ。東京湾や相模湾では中々目にする事が出来ない魚を目当てに、関東から足繁く通う人達も多い。

大型遊漁船「博栄丸」
大澤洋輔船長
金洲といえどもマダイ等のタックルで十分!

午前6時投入開始!“トンガリ”からスタート!

午前5時前、「博栄丸」は8人の釣り人を乗せて御前崎港岸壁を河岸払い。大澤洋輔船長の舵取りで南へ航程約1時間で金洲へ到着した。最初の流しは金洲の中でもマダイやシマアジ等の実績のある“トンガリ”を狙った。上乗り役の大澤克博大船長が、船上を飛び回り手際よくコマセを配る(※コマセ・付け餌は別料金。必要な人は予約時に伝えておこう)。
午前6時、船長から投入の合図。「はい、お待たせしました。35mでどうぞ」。指示ダナはコマセカゴの位置。沖アミの抱き合わせ、スルメイカの短冊、サンマの切り身。各人思い思いの餌を付けて投入開始。

潮温はまだ23℃台
オキアミのブロックを溶かすにはネットが一番!
オキアミ&スルメがベターな付け餌

仕掛けは6号・6mの3本バリが基本、“泳がせ釣り”もOK!

今年も4月から“解禁”となった金洲は、5月まではマダイの魚影が濃く、“トンガリ”付近でも10mハリスで良くマダイが釣れたとの事。しかし、現在はマダイよりも大型の青物が回ってくる事が多いシーズン。そのため、オマツリし難いフロロ6号・6mハリスの3本バリがお勧め。現在、御前崎沖のスルメイカの釣果がパッとしないため、活きイカを餌にした“泳がせ釣り”は行っていないが、スルメイカの釣果が良くなれば、スルメイカを釣ってから金洲へ向かうケースも多くなる。「スルメやムロアジの泳がせは、モロコや大型回遊魚のヒット率も高くなるので非常に魅力的です」と船長。コマセ&泳がせの2本竿でやりたい人は、平日で釣り人の少ない日を狙い予約時に伝えよう。

[動画]高級魚続々!金洲の高級五目♪
仕掛け図
魚群探知機には様々な形の反応が出る

ツムブリ、シマアジ、ウメイロ登場も…“邪魔”が入る!

1流し目、投入してコマセを振るとすぐに右舷大ドモ(船尾)の竿が曲がった。横へ走り、大きく円を描きながら浮上したのは3kg級のツムブリ。更に右舷ミヨシ(船首)では丸々とポンポコリンに太った40cm超えのムロアジが上がり、それが合図のようにあちらこちらでムロアジが掛かった。ムロアジと言うと、クサヤの材料や“泳がせ釣り”の餌と言うイメージが強いが、「金洲のムロアジは脂が乗って美味しい」と大船長。『博栄丸』ではイケスが釣り座の横にあるため、釣った魚を帰港ギリギリまで活かしておく事ができる。しかし、ムロアジは弱いため、釣ったらすぐに血抜きして氷〆にしても良いだろう。
その後、右舷胴の間(中央)では、美しい魚体のウメイロが上がり、右舷大ドモでも再び竿が入った。撮影に向かうと、「あ~やられた~!」と笑い声が悲鳴へと変わった。なんと、海面下で2kg級のシマアジがサメに取られる瞬間を目撃したのだとか。思わぬ“邪魔”が入ってしまった。

ファーストヒットはツムブリ!
厚みがあるね♪
でっか~!グッドサイズ!

初挑戦でヒメダイ、トリプル2連チャン!

サメの登場に船長もすぐに小移動を決断。ヒメダイ狙いへとターゲットを変更した。「はい、55mね」。左舷胴の間で竿も出さずに仮眠をとっていた堀江義則さんが、ここでキャビンから登場。金洲は初挑戦とか。ハリス分指示ダナから下げて2回コマセを撒いてシャクリ上げ、55mでアタリを待つ。すると、すぐにクンクン…グングン。何尾か追い食いしたようだ。すぐに電動レバーを倒して巻き始めると、1、2、3尾!トリプルでヒメダイが浮上した。そして、次の投入でもヒメダイのトリプルを達成!わずか2投でヒメダイ6尾を仕留めてしまった。それを皮切りに30~40cm級の良型ヒメダイが船中ほぼ全員にヒット!更に40cm級の幅広抱卵イサキも浮上した。そして、次の流しでは堀江さんの竿に再びアタリ。なんと!今度は30cm級のシマアジを抜き上げた。

まずはトリプル!
隣も同時ヒット、トリプル!
やったぜ!2連チャン!

右隣は良型の1尾!
美味そうだね♪
お次はシマアジ♪

納竿間際、超高級魚オナガダイが3人同時ヒット!

正午過ぎ、ラスト1流し。指示ダナが深くなる。すると、右舷胴の間の杉淵健さんの竿先にククンと反応。「どうですかね?あんまり引かないからアカイサキかな?」と言いながら電動で巻き上げる。私もここまではアカイサキだと思い込んでいた。しかし、海面を割ったのは太陽に照らされ眩く朱&銀色に輝く1.5kg級のオナガダイだった。それと同時に船長が「裏でも同じ型が2尾上がったよ」と教えてくれた。「金洲は何が来るか分からない。そのスリルが堪らないですね」と杉淵さん。

うん、やりました!
これ初めて見ますね~
大ドモで釣れた1尾!

アカイサキとヒメダイの一荷!
隣も同じ一荷!
金洲のイサキはやっぱりこのくらいないとね♪

クーラーは“高級五目”で満載♪

前半は潮が流れず、決して好条件ではなかったが、それでもこの日の竿頭、杉淵健さんはオナガダイ、ヒメダイ、ウメイロ、カンパチ、イサキ、ムロアジと五目釣りを達成。更に、最後の流しでメダイをサメに取られており、無事に取り込めていれば、もう1魚種加わっていた。
8月一杯がシーズンの金洲の“高級五目釣り”。夏休みのプランに加えてみては如何だろう。

良い引きを見せたカンパチ!
メジナもグッドサイズ!
良型メダイも交じった

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
静岡県御前崎港『博栄丸』
〒437-1621
静岡県御前崎市御前崎4145
TEL:0548-63-3337
詳細情報(釣りビジョン)
博栄丸ホームページ
出船データ
金洲高級五目船=13,000円(氷付、餌&コマセ別)
※コマセ1ブロック1,000円
午前4時集合、午後2時帰港
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