オフショアマガジン
2013.7.15号

庄治郎丸・神奈川県平塚港
“サマージャンボ”!! 湘南・平塚沖のシイラをGETせよ!!

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[動画]シイラのヒレがコバルトブルーに輝く!
メーターオーバーのジャンボシイラが相模湾に回遊してきた!! 陸では連日、殺人的な猛暑が続いているが、潮風を受けながら夏の海を走りまわる“シイラゲーム”は爽快そのもの。11日、湘南・平塚港の『庄治郎丸』で今期船宿最高の1.25mが釣り上げられるなど連日好調をキープ。そんな“サマージャンボ”シイラをGETするチャンスは今!! マグロ狙いの別船では、カツオもヒット!! 8月から始まるコマセ釣りのカツオ・マグロも楽しみになって来た!

ジャンボシイラとカツオが相模湾に回遊して来た!

仕掛け図
『庄治郎丸』のルアーシイラ船は午前6時出船。釣り座は船宿の受け付け順なので、ミヨシ(船首)のポジションを取るために、この日は前夜から待っている人達もいた。それほどルアーマンたちが熱くなるのも無理ない。前日、『庄治郎丸』ではシイラ船が2隻出て、ヒット127回、70~115cmを74匹キャッチしている。その前の日も8人でヒット163回、70~120cmを81匹キャッチしているのだ。メータークラスのジャンボシイラと渡り合うには体力と腕力が必要だが、ビギナーもベテランもこのチャンスを黙って見過ごす手はない。女性アングラーも加わって、平日でも平塚の港は早朝から大賑わい、夏祭り状態だ。

メータークラスの魚と渡り合うには体力と腕力が必要だ
伊勢原市の大貫千花さんは3回ヒットさせて2匹キャッチ!!
ドラグ音に興奮MAX!!ラインがズルズル引きずり出されていく

浮き魚礁周りでメーター級がヒット!!

『庄治郎丸』には、釣り船が6隻ある。各船シーズンの魚やイカを狙って出船するが、これからの時期はルアー船が3隻出る日もある。この日のシイラ船は世古勇次郎船長が舵を握った。平日にもかかわらず16人が乗船、定刻に平塚フィシャリーナを出航して沖へ向かった。
潮色は悪くない。相模湾に回遊してきたジャンボシイラを求めて、船長も釣り人もまさに、鵜の目鷹の目で潮目、鳥ヤマを探す。波はなく、海上はナギ。逸る気持ちを抑えるように、ゆっくりゆっくりと省エネ航行でさらに沖へと向かった。
たまに鳥がいても海面に浮いて漂う遊び鳥ばかりで、なかなかラッキーポイントにたどり着かない。そうこうする内に、オレンジ色のブイに到着した。神奈川県が入れている浮き魚礁だ。相模湾には4基設置されていて、最新の海水温もネット上に公開されている。それによると、7月6日は22度前後だったが、8日から急上昇して24~25度の潮が来ているようだ。この潮に乗ってジャンボシイラの群れとカツオが回遊してきたのかもしれない。
船長はブイにルアーが届かない位置から船を流し始め、いよいよキャスト開始だ。と、左舷トモ(船尾)の女性が「来た!!」と叫んでロッドを大きく曲げた。ドラグ音とともにラインが出る。格闘の末、無事釣り上げたのはメータークラスの美しいシイラだった。記念撮影して、リリースした。
これで船上は一気にヤル気モード全開! 偏光グラスを通して、澄んだ潮の中をコバルトブルーの胸ビレを開いたジャンボシイラが数匹の群れになって泳ぐのが見える。眼下で夢に出てきそうなシーンが繰り広げられている。アングラーを挑発するかのようなシイラの行動に全員が興奮状態だ。
夢中になってキャストするが、シイラの近くにルアーを通してもシカトされてしまう。ますます熱くなる釣り人たち。ルアーチェンジを頻繁に行い、何とか自分のルアーにヒットさせようと必死だ。
各自、実績のある“勝負ルアー”を使ってメーター級を狙っていたのだろうが、暫くするとほとんどの人がシンキングペンシルにチェンジしていた。カラーはナチュラル系とピンク系。太陽も高くなり、船足が落ちると戦場は灼熱地獄。まさに熱い戦いが続いた―。

潮目に向かってキャストしていた人にヒット!全員ヤル気モード全開!
1匹ヒットすると何匹もシイラが追ってくる。2人揃ってキャッチ
メーターオーバーのオスのシイラをGET!

潮目でハッピータイムが訪れた!

浮き魚礁でしばらく粘り、その後、潮目を探して西へゆっくりとしたスピードで移動。“クルージング”はルアー船では禁句だが、「海が好き・船が好き」な人間には最高に楽しい時間だ。これでシイラが釣れれば文句なし! そんな、ハッピータイムがこの後訪れた―。
漂流物の多いハッキリとした潮目に辿り着いた。船足が落ちないうちから潮目に向かってキャストを開始。潮目近くにいたシイラが、ルアーをチェイスしてくるのが見える。「いるぞ!」。口々に叫ぶ。ヒットした! またヒットだ!! ロッドが相次いで曲がる。上乗りさんがタモ入れに船上をとび回る。船上のムードが次第によくなっていく。ターゲットを手にした釣り人からは笑みがこぼれる。1匹がデカイだけに、釣り上げたときの喜びも大きいのだ。
その後も潮目伝いに移動を繰り返し、ヒットがなくなると浮き魚礁へ走った。いくつか浮き魚礁を回る内に、シイラが飛び跳ねるポイントに入った。
「シイラのショーだな」と船長。確かに、シイラは英語でDOLPHIN FISH(ドルフィンフィッシュ)だが、まるでイルカショーでも観ているようで、「釣れるもんなら釣ってみろ!」とでも言いたげなほど楽しげに海面を跳ねまわっていた。
そんなわけで、結果、終わってみればこの日は16人でヒット33回、キャッチ70~125cmを11匹。
『庄治郎丸』の今期最大1.25mは出たものの、ヒット数がいまひとつ伸びなかった。いずれにしてもメータークラスの大型シイラが狙えるのはもう暫くの間。その後は、数は出るが型が小さくなるので、行くなら今だ!! また、マグロを狙って出た別船では、数は少ないがカツオの顔も見ており、8月からスタートするコマセのカツオ・マグロ釣りも楽しみになって来た。

『庄治郎丸』の世古勇次郎船長
どんな釣りになるんだろう…期待いっぱいで出船を待つ
荷物と道具を船宿に置いてから車を市営駐車場に入れる

これからの時期はルアー船が3隻出る日もある
大型のシイラは船宿で3枚におろしてくれる
嬉しいかき氷のサービス。イチゴ・レモン・ミゾレの3種類がある

(上野 英輝)

今回利用した釣り船
神奈川県平塚港『庄治郎丸』
TEL:0463-21-1312
(交通)車:東名東京IC~東名厚木IC~平塚港
詳細情報(釣りビジョン)
庄治郎丸ホームページ
出船データ
ルアー乗合船:男性9,500円(回数券使用はプラス1,000円)、女性5,000円(ただし女性は優待割引・メール割引は適用不可)。ルアーマグロ乗合船は13,000円(回数券使用はプラス4,500円)。優待割引・メール割引は適用不可。
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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