オフショアマガジン
2013.8.1号

早川丸・千葉県洲崎栄ノ浦港
重量感ズッシリ!千葉県・南房沖の“夏スルメ”

02_main.jpg
『早川丸』店舗
夏にはスルメイカが良く似合う。釣り人にとって“イカの船上干し”は夏の風物詩だ。千葉県・南房総、白浜沖の“夏スルメ”が梅雨明けと同時に本格化の兆しを見せている。千葉県・洲崎栄ノ浦港『早川丸』では、7月上旬にスタートしたが、ここへ来て活性の高い日にはトップで束釣り(100尾越え)の声も聞かれるようになった。乗り遅れまいと急遽、7月20日(土)に出掛けた。

予約受付順に乗船して座席確保

電光掲示板
房総フラワーラインを南下して「洲崎灯台入り口」を過ぎ、300m程走ると右側に『早川丸』の掲示板とともに店舗が見えてくる。ここで受け付けして、船着き場までは、地図に従い各自移動する。出船時刻30分前の午前4時30分に港に着くと、桟橋にはイサキ船とスルメイカ船の釣り人が待機していた。座席は予約順に乗船して決めるシステムだ。始めにイサキ船、その後スルメイカ船の順に呼ばれる。

店舗の中で受付ける
船着き場までの地図
呼ばれるまで桟橋で待機

早川丸オリジナル仕掛け=ブランコ(左)と直結仕掛け
当日の仕掛け図
[動画]手際よく船上干し!スルメイカ釣り

1投1尾ずつの我慢の展開

スルメイカ船の釣り人は14人。さすがは人気のターゲットだ。満席でも13トンの大型船は窮屈さを感じさせない。左右に7人ずつ分かれて定刻の5時丁度、早川勝巳船長の操船で出港した。釣り場は白浜沖、左に洲崎灯台を見ながら南下、約40分で到着。思ったより風もウネリもある。慎重に旋回して最初の投入合図が出た。「水深140m、底から100mまで探って!」(船長)。船中第1号を上げたのは、右舷胴の間(中央)に座った田辺さん、幸先よいスタートだ。開始1時間程で、ほとんどの人が“型を見た”。しかし、残念なことに1尾掛けが多い。これでは数が伸びない。左舷ミヨシ(船首)の園部さんも「今日はイカにヤル気がないのかも」と、首を傾げる。

先ずは嬉しい1尾 平林さん
右舷ミヨシ(船首)2番の古澤さん
イカの水鉄砲を全身に浴びて 阿部さん

最初の3時間がウソのよう“入れ乗り”モードに突入!

8時30分頃、左舷胴の間の藤原さんが3尾掛けを披露。これが“号砲”となり、園部さん、右舷トモ(船尾)の菅野さんや田辺さんも4尾掛けを達成。それまでの3時間がウソのようだ。待ちに待った“入れ乗り”モードに突入した。全員がダブル、トリプルあたり前で釣果を伸ばしてゆく。“船上干し”にとイカを捌いていると次の投入合図。忙しいったらありゃしない。気が付くと他船も集まってきて船団が形成された。その数14隻。

1尾でも強い引きでした 服部さん
特大(干しイカを拝借して計測)
田辺さんの4尾掛け

「バレた!悔しい」も芸の内!?

“漁労長”と慕われる藤原さん
左舷トモ側に座った4人組。職場の釣り仲間だ。先輩格は嶋田さんだが、こと釣りに関しては、藤原さんがディレクターを務める。そのため“漁労長”と呼ばれて慕われているとか。藤原さんだけがテンポよく数を伸ばして行く。一番若手の栗原さんは“直結仕掛け”でスタートしたが、慣れないせいかバラシが多い。見かねた藤原さんが自作の“ブランコ仕掛け”を手渡す。ここから栗原さんの快進撃が始まった。降ろせば乗るの繰り返し。しかし、何投目かでバラシがあって悔しがる。私が「嶋田さんに気を使ったのでしょうか?」と向けると「週明けから仕事がありますし、私も大人ですから」と言って軽く片目をつむった。

“先輩格”嶋田さん
最後に一尾追加 飛田さん
ブランコ仕掛けに変えて快進撃 栗原さん

トップは49尾、これからが本番!

気が付けば船上は“干しイカ”のオンパレード(巻頭写真)。最終結果は7~49尾、菅野さんがトップで20~30尾台の人が多かった。船長は、「今日は活性が低かった。バラシが多いし、上がって来ても足一本だったり。途中から少し良くなったけど…」と残念そう。これからひと潮ごとにイカが大きくなる。重量感ズッシリの南房のスルメイカは始まったばかりだ。

デッキの入り口も“干し場”
カガミダイも登場
早川勝巳船長

(釣りビジョンAPC・谷口 晴治)

今回利用した釣り船
千葉県洲崎栄ノ浦港『早川丸』
〒299-2117
千葉県館山市洲崎766-3
TEL:0470-29-1095
詳細情報(釣りビジョン)
早川丸ホームページ
出船データ
スルメイカ船=9,000円(氷付)
集合4:30、出船5:00、沖上がり12:30
プレミアムメンバー