釣りビジョン マガジン
2013.8.1号

坂口丸・神奈川県小田原早川港
神奈川県・小田原南沖でスルメイカ爆釣!大フィーバー!

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神奈川県・小田原南沖(初島周辺)でスルメイカが絶好調だ。ここ数年、“夏スルメ”はパッとしない状況が続いていた同海域だったが、今年は違う!スルメイカの大群が続々と押し寄せている。小田原早川港『坂口丸』では7月20~24日までの5日間、竿頭は“規定数”の99尾!25日の定休日を挟んだ26日に出掛けた。

釣り人の特権!旨みの詰まった船上干しは絶品♪

夏のスルメイカ釣りと言えば、ピーカンの青空の下、デッキ上にズラリと並ぶ“船上干し”を思い描く。毎年どこかの取材や釣行でスルメイカの船上干しを食べる機会があるのだが、今年はまだ食べていない。こんがり両面に焼き目を付け、横に裂き、食べやすい大きさにして七味唐辛子をたっぷりまぶしたマヨネーズに付けてカブッ!口の中にはスルメの旨みがジュワー…あ~食べたい!
※『坂口丸』では船上干し用の串も船に用意されている。

『坂口丸』船宿
船上には“串置き”がある
次々に干されていく船上干し♪

港はイカ釣りファンで大賑わい♪平日でも合計28人!2隻出し!

午前5時半、出船の1時間前なのに『坂口丸』乗船場前の駐車場は、車でごった返していた。平日にも関わらず既に「ジャンボ船」、「1号船」の2隻に分かれて14人ずつ計28人が乗船して準備をしていた。「今の時期明るくなるのが早いでしょ?スルメ釣りの人って何故か朝早いのよ」と、受け付けをしていた女将さんが、そう言って笑う。午前4時半には待合所は開けているとの事、席取りも含めて早めに来る人が多いようだ。

受け付け風景
釣り場は初島沖
ツノは14cmシングルカンナ

釣り場までは航程約40分、好条件が揃う!

午前6時半、「ジャンボ船」は久保田忍船長の舵取りで定刻に河岸払い。小田原港名物“提燈灯台”を右手に見ながら船は初島方面へと舳先を向けた。滑走する船横からはトビウオが飛び、少し離れた場所ではイワシの群れを追うソウダガツオやシイラがジャンプ。海上は鏡のようなベタナギ。空は適度に曇り、釣果の良かった前々日と同じような好条件が揃った。「今年はスルメイカ、良いですね。5月から釣れていましたが、7月からは連日、トップは“規定数”ですもんね。ここ何年もここまで良い釣果が続く事が無かったですからね」と船長。「“アタリ年”ですか?」と質問すると、「ん~“アタリ年”って言うよりも“通常年”に戻ったと言う感じですかね」と言う。

仕掛け図
開始直後は深い場所に反応が出るケースが多かった
レンタル投入器はミヨシ中央にある

不慣れな人はブランコ仕掛けがおすすめ♪
船宿で購入できるブランコ仕掛け(上)、直結仕掛け(下)
ベタナギの海上に浮かぶイカ船団

TOPは9時半に99尾規定数達成!

午前7時過ぎ、初島沖に到着。前々日は濃い反応が朝から出ていたとの事で、期待を込めて船長と魚探を見つめる。しかし、船長が思い描くような反応が出て来ない。20分程群れを探して7時半に合図が出た。「はい、どうぞ。水深140m、タナは80~110mでやってみて」。しかし、1流し目は誰にも触りが無かった。すぐに移動の合図。小移動後、再び合図。「よっ!」威勢の良い船長の掛け声とともに10~18本の直結仕掛けがシャンシャン音を立てて勢い良く飛んでいった。ミヨシ(船首)中央に座る上乗りの蒔田大介さん。指示ダナの一番上80m付近で仕掛けを止め、仕掛け全てがタナに入るイメージで数秒静止させ竿先を見つめる。するとすぐにクン、クンと竿先に触った反応。すかさずグイッと大きく合わせを入れる。乗った!それと同時に仕掛けを緩ませないよう電動リールを中速より少し早めで巻き上げ開始。すると、ズン、ズン、ズン。次々と重量感が増していく。蒔田さんの思惑通りビューッ!ビューッ!と水柱を上げながらスルメイカが海面から次々と顔を見せた。1、2、3、4…7尾。そして、気が付けば船中に電動リールの巻き上げ音が木霊していた。右舷ミヨシでは4尾、左舷でも4尾、胴の間(中央)でも5尾。誰も1投2尾以上のペースで釣り上げていく。順調なノリはそのまま続き、午前9時半に蒔田さんは99尾の規定数に到達した。釣り開始からわずか2時間である。

いきなり7点掛け!
大ドモでも3点掛け♪
ブランコでダブル!

直結で5尾掛け!
まだ下にもいるぞ~
ほい!4尾!

10尾掛けの重みに糸が耐えられず仕掛けがブチッ!

蒔田さんにツノについて聞くと、「ミラクルやピッカピカを赤、青、白の3色用意しておけば釣れますよ♪僕なんか、釣り人が使って置いていった物で作った仕掛けですから(笑)」。『坂口丸』では初心者用にブランコ仕掛け、中・上級者用に直結仕掛けを販売している。右舷胴の間に座る倉石清さんはイカ釣り初挑戦。隣の常連、酒井重夫さんに教わりながら、ブランコ5本ヅノになんと4点掛け。すると、今度は右舷大ドモ(船尾)の吉田孝治さんが重そうに巻き始めた。電動リールがウィーンウィーンと唸りを上げる。「あっ!」その悲鳴とともに今までの重さは一気に無くなってしまった。海面下には1尾のスルメイカ…その下のツノ4本にはいずれも墨が着いていた。そしてその下の5本のツノとオモリはプッツン。「あ~あ、今のは絶対10尾掛かっていましたよ」とガッカリ。

さっきの10尾は取れなかったけど…
今回は4尾!
久保田忍船長

慣れないけど慎重に…
やったぜ!4尾!
船上干しを作成

1号船も竿頭は“規定数”の99尾!

その後も流し替え直後の“船中全員ヒット”を幾度となく繰り返し、午後1時まで順調に数を伸ばし、沖上りの午後2時を迎えた。この日の竿頭は「1号船」の瀬戸幸一さんで99尾。「ジャンボ船」も14人中約半数が70尾以上を釣り上げる爆釣だった。日中のスルメイカ釣りとしては、浅い60~70m台のタナでの入れ乗りや11点掛けもあり、私も無事?スルメの船上干しをお土産に持ち帰る事が出来た。女性や初心者でも比較的簡単に釣れるこの時期、イカ釣りデビューをするなら今しかない!

「1号船」には勲章の沖干しがズラリ!
この釣果なら大満足!
スルメの沖漬けも美味!

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
神奈川県小田原早川港『坂口丸』
〒250-0021神奈川県小田原市早川1-3-7
TEL:0465-22-8266
詳細情報(釣りビジョン)
坂口丸ホームページ
出船データ
スルメイカ船=9,000円(氷付)
※プラヅノ14cm仕掛け枠付き直結8本仕掛け1,800円
※プラヅノ14cmブランコ7本仕掛け1,200円
午前6時30分出船、午後2時沖上がり
※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。​
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