釣りビジョン
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2013.12.1号

梅花丸・千葉県飯岡港
一つテンヤ・マダイ、千葉県・飯岡沖で絶好調!

「秋の小ダイ」と言われるように秋は、マダイの数釣りが楽しめるシーズン。早初冬の様相だが、まだまだ数釣りが続いている。一つテンヤ・マダイ入門には最適だ。千葉県・飯岡港『梅花丸』では連日2桁釣果を記録しており、20匹台も珍しくはない。HPの釣果欄を覗くと、11月21日、0.3~1.3㎏を13~27匹、22日も3~23匹と爆釣状態。私も最近、一つテンヤ・マダイに嵌まった一人。23日(土)に勇んで出掛けた。

午前4時半、船宿に集合

[動画]飯岡沖で!一つテンヤ釣り
梅花丸船宿
『梅花丸』では現在、午前船、午後船で一つテンヤ・マダイの乗合船を出している。午前船は4時半集合、5時過ぎの出船となる。4時頃に船宿に到着。既に先着者が車の中で待機していた。当日は土曜日とあって大型船2隻出し。事務所で受け付けを済ませ、港に向った。港は船の照明で明るく照らされている。船は片側10人限定なのでゆったり座れる。舵を握るのは梅花亮祐船長。
5時20分、舫い綱が解かれ、真っ暗な海にレーダーを回しながらの出船。港の明かりが遠ざかって行く。釣り人はキャビンに入って暫しの休憩。

マダイでクーラーを埋める
釣座番号を取る
受け付けを済ませてから船へ向かう

朝まづめ、入れ喰いタイム

6時過ぎ、海面が茜色に染まり出した頃、釣り場の飯岡沖に着いた。船首からパラシュートアンカーが入れられ、餌のエビが配られた。「ここからやって行きます。水深は30m。海底から5mに反応が出ています。3~4m位から探って下さい」と船長。
右舷ミヨシ(船首)から2番目の安田義さん(船橋市)は、船長の説明が終わらない内に、リールを巻き出した。下から3mで掛けたと言う。船中第1号、500g級のマダイを取込んだ。左舷トモ(船尾)から2番目の半田尚博さんも取り込んだ。カメラを向けると、Vサインで応えてくれた。幸先が良い。船長は「底から5m、広い範囲を誘わないと釣れませんよ」と、絶えずタナの指示を出す。
右舷の安田さんが又も竿を曲げている。「2匹目?」と聞くと、「3匹目!」との答え。開始早々一人気を吐いている。「初めは東京湾を中心に釣りをしていましたが、一つテンヤを覚えたら、面白くてのめり込んでしまいました」と屈託なく話してくれた。左舷ではイナダが上がった。これも嬉しい“ゲスト”。右舷ミヨシの茂呂勝好さん(成田市)は一般のテンヤと一味違う“ラバーテンヤ”で良型マダイをゴボウ抜き。
開始30分で5匹を釣った人が出た。朝まずめは最大のチャンス!入れ喰いタイムに突入した。私もこの時合を逃すまいと、ここで竿を出した。5号テンヤを軽くキャスト、スルスルッと道糸が出て行く。フッと糸フケが出た。これが着底のシグナル。糸フケを取り、1m程タナを切り、10秒程待ったがアタリは無い。船長のレクチャーで「フォール(落し込み)中にアタリが出る場合が多い」と聞いていたのを思い出し、腕を伸ばし、竿一杯に上げ、ゆっくり下ろしていくと、竿先に僅かに“ツン、ツン”のシグナル。すかさず竿一杯に合わせると、ギュンと糸がなり、600g前後のマダイを取込んだ。「ヨシ!」と一人ほくそ笑む。

船中第1号で取り込む
舵を握った梅花亮佑若船長
朝まずめの入れ食い
薄暗いうちに釣れました
2.3㎏堂々のマダイ。田中二郎さん
仕掛け図

2.3㎏マダイ!リールのドラグがジーッ、ジーッと悲鳴を上げる

7時頃、場所移動。パラシュートアンカーを入れ直す。水深は28m。潮が動いている。仕掛けが少しずつ出て行く。右舷側で良型を取込んだ。隣の人は小型マダイを放流した。場所移動するとアタリが頻繁に出る。1時間足らずで“ツ抜け(2桁)”する人も出た。左舷トモの磯谷俊明さん(板橋区)は、「サミングしながら落し込み、着底した瞬間にアタリが出る」と言う。右舷ミヨシでも目測1㎏級が上がった。
右舷トモ寄りの田中二郎さん(松戸市)が慎重にリールを巻き出した。竿先が海面に突き刺さり、ドラグがジーッ、ジーッと鳴っている。数度の突っ込みに堪え、船長の差し出すタモに納まったのは、この日一番、2.3㎏の堂々たるマダイ。左舷胴の間(中央)でもリールを巻き出した。大きそうだ。上がって来たのは目測1㎏。このクラスは慎重にタモ取りが無難。8時半頃、右舷で竿先が海中に突き刺ささった。懸命に耐え、道糸が出たり巻いたり、ドラグが悲鳴を上げている。皆の見守る視線が集中した時、パーンと竿先が跳ねた。痛恨のバラシ。上げてみるとハリ掛りが浅かった様だ。船長も「3㎏以上あったんじゃないか?」と一緒に悔しがっていた。しかし、陽が高くなると、アタリも間遠くなって来た。  

朝まずめの入れ喰いタイム
タイ
タイ
タイ
タイ
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タイ
タイ
タイ

頻繁に場所移動の為、流し釣り

9時頃から“流し釣り”に。船長は「直ぐ動ける様に流し釣りにしました。魚探反応を見て流すから、最初は釣れるけど、群れが散ってしまうので続かない。移動直後は早く仕掛けを投入して下さい。場所がずれてしまう」と話す。その甲斐あってか、2回目の入れ喰いタイムが始まった。あちらこちらで良型が上がっている。右舷3番目の鈴木友徳さんに2.5㎏大ビラメが上がった。
11時20分。「後10分程で上がって行きます。今、漁礁の上に載っているので、根掛りに気をつけて下さい」とアナウンス。左舷で竿を大きく曲げ、上がって来たのは大型ウマヅラ。餌を付け直して投入。着底と同時にアタリ。慎重にリーリング。良型の予感。「誰かタモを用意して下さい」と本人が叫ぶ。有終の美で1㎏級を取り込んだ。

良型マダイ
親バリは尻尾に通し刺し、孫バリは頭に刺す
ラバーテンヤとテンヤ
2.5㎏の大ビラメ、鈴木友徳さん

釣果は2~16匹。20匹台も狙える!

この日の釣果は2~16匹。別船も1~17匹だった。最大は2.3㎏。この日の午後船は4~19匹。翌24日も0.3~1㎏を4~23匹、更に27日にも5~34匹の爆釣だった。 亮祐若船長は「今年は、数は上がるけど特別大きなのは少ない」と言う。大型マダイも魅力だが、中・小型でも2桁釣果なら文句はない。0.5~1㎏級が食べ頃サイズ。刺し身、握り寿司、タイ飯、兜煮、涎が出る。“ゲスト”に、ヒラメ、カサゴ、ハタ、イナダ、ハナダイ等豪華な顔ぶれも嬉しい。正月も近い。是非出掛けてみては如何だろう。

(釣りビジョンAPC・飯妻武夫)

今回利用した釣り船
千葉県飯岡『梅花丸』
〒289-2705
千葉県旭市飯岡2563番地5
TEL:0479-57-2145
詳細情報(釣りビジョン)
梅花丸ホームページ
出船データ
一つテンヤ・マダイ乗合料金:予約時確認の事
貸道具:無料
集合時間:午前4時30分
出船時間:5時00分 納竿時間:11時30分
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