オフショアマガジン
2014.2.1号

つる丸・千葉県大原港
好調ヒラメ!LTの“マスター”を目指す!

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千葉県・外房の“寒ビラメ”が好調だ。この時期、イワシの群れが南下するとそれを追いかけて大型魚が接岸してくる。その中でも最も人気があるのがヒラメだ。竿頭2桁連発!の情報を聞き、24日、抜群の引き味と食味を求めて大原港『つる丸』に出掛けた。

午前5時30分に出船

アクアライン経由で圏央道・市原鶴舞ICから一般道に入り、1時間30分で横浜から大原に到着する。釣行される時には事前予約を入れ、午前5時には港に着くよう計画したい。当日4時30分に港に着いたが、秋山一夫さん(九十九里町)が先着していた。5時、岩瀬松男船長に釣り人は私を入れて8人(LT=ライトタックル=は私だけ)と聞く。夜明け前の暗闇の中、餌のイワシの補給を済ませた岩瀬正尚若船長に話を聞くと、朝一が最初の勝負時間との事。この暗さで撮影が上手く出来るか心配だ。又、その勝負に私も参加したい…等々雑念交じりの中、5時30分の定刻に出船となった。

船宿看板 漁港に向かい左側
準備完了
仕掛図

孫バリは背掛けに

暗闇の中、約30分で釣り場に到着した。周辺に数隻の船が行き交う。ライトに照らされたイワシの上あごに親バリ、孫バリ(イカリバリ)は背掛けに。イワシを弱らせないように素早くつけるのは言うまでもない。水深15m。風もほとんどなく、波も穏やかでナギである。

“朝一”勝負開始

開始のアナウンスと同時に投入。この瞬間が釣り師の最高の時間だ。すると間も無く右舷ミヨシ(船首)から2番目・吉川定夫さん(市原氏)にアタリがあるも掛からず。タナを底から1m弱取ったら一気に当たったようで、思わず合わせてしまったとの事。開始から10分後、左舷ミヨシの及川完さん(市原市)にアタリ。2、3回の前アタリの後、本日1号の1.5kgクラスが釣れた。孫バリが飲み込まれていて見えない。その15分後、吉川さんが1㎏を上げ、見に行くとこれも孫バリを飲み込んでいる。間違いなく活性は高い。期待に胸が膨らんだ。

船中1号を釣り上げた及川 完さん
吉川定夫さんは両手に良型
いつ見ても大口です

イワシを求めてポイント移動

7時近く、やっと夜が明けて来て、周りの様子が判りだすと道糸が真直ぐに海面に入っており、潮の流れがほとんど無い。8時まで粘るがイワシの反応はあるのだがヒラメが当たらない。船長は、ポイントを水深30mのやや深い場所に移動した。ここも潮の流れが少なく、9時近くまでアタリが無く、移動の合図の直前に吉川さんが小型を1匹追加しただけ。イワシの魚探反応がより大きい水深11~12mの浅場に移動する。
「浅場なので、根がかりに注意して、まめにタナを取り直し、時々大きく誘いを入れるように」とアナウンスが流れた時、左舷トモ(船尾)の黒川通文さん(江戸川区)にアタリ。竿が大きく曲がり良型のようだ。駆けつけると2㎏オーバーがタモに収まった。状況が厳しい中、『つる丸』常連の黒川さんも思わずニッコリ。場所移動が功を奏し好転の気配。

肉厚の本日1番。黒川通文さん
日が登り改めて。及川 完さん
[動画]寒さに負けず!ヒラメ釣り

海況悪化の中、LTでスタート

9時30分を過ぎた頃から南西の風が吹き出し段々と強くなってきた。風の吹き出しと共に船も流されるようになり、船長から1m単位の水深の変化や、根の形状がアナウンスされ、注意していないと根がかりをするようになって来た。

10時に私も釣りを始めた。PE2号の道糸、少し長めの2.6mライト竿に40号オモリで始めた。仕掛けは通常と同じ。LTタックルは全体が軽量で特に今回のように水深の上下する時のタナの取り直しが頻繁に必要な時は、誘いを掛けるのと同じ動作で出来るので楽な釣りが楽しめる。竿を長めにした理由は、大型船は海面までの距離があるので、短い竿だとミヨシで大型を掛けた時、船底にPEが擦れてバラす危険が有るからで、2m以下の短竿は避けた方が良いと思う。

LT仕様貸道具
常備仕掛け

納竿間際に1匹!

私の入った左舷は潮が船底に向かう流れになったので、オモリを50号に変えてみたが、底は取れるが根がかりが多くなったので40号オモリに戻し、時々海底を叩くようにタナを決め、アドバイスの大きな誘いを時々入れてみた。 右舷はノーマルタックル・80号オモリでラインを出しながらタナを取り直し、根がかりを回避し誘いを入れる釣り方になっていた。その中、右舷トモから2番目の秋山さんが1㎏オーバーを釣り、「オデコを逃れた」とほっとしていた。 10時40分に右舷ミヨシの伊藤信夫さん(浦和市)が1.5㎏級を上げた。 私の竿には、納竿間近にアタリが来た。タナを1m位上にしているので取り直しをする為、誘い上げ、仕掛けを落とし直すと約3mラインが出て底に着いた。根がかりを回避する為に50㎝位上げて待つと直ぐにオモリが着底、竿先を海面0にして1m誘い上げるつもりで竿を上げると、前触れも無く引き込まれた。この上下の操作が楽に出来るのがLTの楽しさだ。合わせを入れると船底下から800gが浮いてきた。正味1時間位なので1匹釣れれば上出来だ。

アッと言う間に釣り上げた。伊藤信夫さん
「早く来た甲斐がありました」と秋山一夫さん
本日最小、私のヒラメ

条件さえ良ければ好成績確実!?

今回は船中7匹と事前の予想、期待は空振りに終わってしまった。潮の流れが悪い時には、ヒラメも口を使わない。しかし、イワシの反応はかなり濃くなって来ており、九十九里沖にはイワシの大群がいる。条件さえ良ければ好転は十分に期待出来る。少しの変化で好転するのが底物釣りだ。イワシの大群が大原沖に来た時の事を想像するとワクワクして来る。ライトタックル(LT)は片手で操作でき、道具も軽い。若船長はライトタックルに造詣が深く、予約の際にPEの太さやオモリの号数などをアドバイスして貰える。LT貸し道具も常備している。“ナガレ”と言われる4㎏、5㎏級大ビラメの2回目の回遊もそろそろ来るはず。釣果欄から目が離せない日々が続きそうだ。

帰港後、待合室で休憩
「今後も期待出来る」と岩瀬松男船長

(釣りビジョンAPC・野口壮一)

今回利用した釣り船
千葉県大原港『つる丸』
〒298-0003
千葉県いすみ市深堀1885-12
TEL:0470-62-1890(定休日第1・3月曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
つる丸ホームページ
出船データ
ヒラメ予約乗合
乗船料金:11,500円(餌・氷付き)
集合時間:午前5時(※予約時に確認)
出船時間:午前5時30分、沖上がり:11時30分
午後マダイ船にも出船中
レンタルタックルあり:無料
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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