オフショアマガジン
2014.2.15号

北山丸・千葉県洲崎港
千葉県・洲崎沖の“ヒラメ&ハタ五目”船でマハタ3.7㎏!

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千葉県・洲崎港『北山丸』では、11月から活イワシ餌で“ヒラメ&ハタ五目”の乗合船を出している。港の前には起伏の激しい根が点在、根魚釣りの一級ポイントである。北山茂樹船長は、「この所、シケ続きで出船出来ない日が続きましたが、明日(1日=土)は久し振りのナギなので出ます。ウチへはハタを釣りたいと集まって来る人が多いんです。3㎏、5㎏のハタも上がりますよ」と言う。ハタは超の字が付く高級魚。半分、食い気に誘われて出掛けた。

出船は午前6時30分

館山自動車道を富浦ICで降り、海岸線を走って洲崎灯台を過ぎた頃、右手に漁港入口を示す『北山丸』の常夜灯がある。そこを右に進み、港に下りて突き当たり左側の白い2階建てが受け付けだ。車はその前に停める。

[動画]やったね、3.7㎏のマハタ
出船30分前、事務所の明かりが点いた。荷物を降ろし乗船手続きをしていると、客同士協力して、荷物を手押し車に乗せ、手際よく港まで運んでくれた。餌の活イワシも積み込まれ、ハタに魅せられた釣り人4人を乗せて定刻の6時30分に出船。

洲崎漁港入口の常夜灯
北山丸
舵を握った北山茂樹船長

ヒラメのポイントもカサゴの好釣り場

ものの5分程で船のエンジン音はスローになり、船長がスパンカーを張り出した。これが本当の“目と鼻の先”だ。慌てて釣り支度をする始末。慎重にポイントに船を合わせ、「ハイ、やって行きましょう。水深は32、33mです。ここはヒラメの場所ですが、カサゴも喰いますよ」と言う船長のアナウンスでスタート。間もなく左舷ミヨシ(船首)の岡部俊夫さん(館山市)にアタリ。船中第1号のヒラメを取り込んだ。ほどなく太陽が昇り、辺りを眩しく照らし出した。私もここで竿を出したが、最初に釣れたのは25㎝のカサゴ。

朝日が辺りを照らしていく
岡部さん、開始5分で船中第1号
25㎝のカサゴ

親バリと孫バリにオニカサゴ&カンコ

7時を回る頃、船は大きく移動、早々ハタのポイントを狙うと言う。水深は68m前後。船長の「ハタを釣らせたい」と言う思いが伝わってくる。左舷トモ(船尾)の福永孝さん(横浜市)がアヤメカサゴを釣り上げた。右舷トモの御子神(みこがみ)忍さん(府中市)にもアヤメカサゴ。そして、福永さん、御子神さんが殆ど同時にヒラメを取り込んだ。ハタのポイントでもヒラメ、カサゴがよく釣れる。ここは根が荒く、3~4mの起伏が有ってタナ取りが難しい。
9時過ぎ、御子神さんが「重い、重い」と言いながら慎重にリールを巻き出した。海面に姿を見せたのは、何とオニカサゴとカンコの一荷。一瞬何が起きたか理解できず、枝バリを出しているのかと聞いたら、「親バリと孫バリに喰って来た」と言う。親バリと孫バリの間隔は僅か15㎝。非常に珍しい掛かり方だ。船長も「初めて見た」との事。その間、岡部さんは早くも2匹目のヒラメを釣り上げた。

良い引きでした!
1匹のイワシの頭と尻尾にかじり付いて上がって来た!
オニカサゴとカンコ、重かったー!

ハタは、いきなり竿を引ったくる強引なアタリ

船長は、ポイントがズレると小まめに移動を繰り返す。水深は先ほどより浅く、56~60m。根はそれほど荒くない。岡部さんがマハタの先陣を切った。ハタはいきなり竿を引ったくる強引なアタリと、竿先を叩きながら上がって来る特徴がある。ヒラメとは明確に区別出来る。船長もホッとしている。福永さんがマカサゴを上げている間、岡部さんが2匹目のマハタを上げた。目測1.2㎏。船長はそれを見て「サイズアップした」と喜んでいる。ハタ独特の縞模様がクッキリ入っている。
突然、左舷トモ(船尾)の福永さんがリールを巻き出した。「かなり大きいぞ!」と船長。ガンガン!と竿先を叩く引きに、時々リールを巻く手が止まる。そして海面を覗きこむと、大きな茶色の魚体がポカーンと浮いた。大マハタだ。「ヤッタ、ヤッター!4㎏は有りますよ」。「ヤッタね、4㎏は有りそうですね」と船長も興奮気味だ。大きなハタに歓声が上がった。福永さんは、満面の笑顔で記念撮影。3.7㎏の堂々たるサイズだ。

マハタ、縞模様がクッキリ
良型カサゴも良い引きだった
2匹目、1.2㎏

痛恨のバラシ3回!

餌の活イワシ
私はと言うと、竿を出しながら写真を撮っているので、誰かが釣れば竿をキーパーに掛け、跳んで行かなければならない。結果はバラシ3回。1度目は、釣り座に戻って来たら竿がグングン引き込まれていた。急いで竿を持ち3~4m上げた所で、魚が外れてしまった。2度目は、写真を撮り終わり、釣り座に行くと、竿がガンガン叩かれ、竿先が海中に突き刺さっていた。慌ててキーパーから外し、竿を立てようとしたがガンガン引くだけで竿を立てられない。根に潜り込まれたのだ。時間を掛け、引き抜きを試みたが、仕掛けが根切れしてバラシ。3度目は、手持ち竿の時、ガツーンと竿先が引き込まれて一気に持って行かれ、為す術もなくハリスの元から切られて痛恨のバラシ。マハタのアタリに間違いない。因みにハリスは6号。思い出す度に悔しさが込み上げてくる。どれだけ大きな魚なのか、見当が付かない。この悔しさは、再挑戦して自分で釣り上げなければ納得がいかない。後ろ髪を引かれる思いで道具を片付けた。

見てよー3.7㎏のマハタ。重いよ~下に置いてもいいですか!
時間が経つと縞模様が消えるって知ってた?
仕掛け図

ヒラメ、ハタ、カサゴ全て同じ仕掛けでOK!

仕掛けは、ヒラメ、カサゴ、ハタ全て同じヒラメ仕掛けでOK。オモリは状況により60~80号を使う。ハタのタナは、ヒラメより高めが良さそうだ。海底は起伏が激しく、小まめなタナ取りを強いられる。タナを取り直す事が、誘いにもなり、手持ち竿が必修条件になる。
今回、釣れた魚は、ヒラメ、マハタ、オニカサゴ、アヤメカサゴ等々。いずれもスーパーでは、滅多にお目に掛かれない魚だ。
立春(2月4日)も過ぎ、朝晩の日照時間も少しずつ長くなってきた。さあ、釣りに出掛けよう。3㎏、5㎏の大ハタに挑戦してみては如何でしょう!

(釣りビジョンAPC・飯妻武夫)

今回利用した釣り船
千葉県洲崎港『北山丸』
〒294-0316
千葉県館山市洲崎1378
TEL:0470-29-0805
詳細情報(釣りビジョン)
北山丸ホームページ
出船データ
ヒラメ・ハタ五目:完全予約乗合
乗船料金:12,000円
集合時間:出船の30分前
出船時間:午前6時00分(日の出時間に併せて変わる)/ 沖上り:午前11時30分
定 休 日:第2・第4水曜日
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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