「これから良くなるかも。10時半くらいが下げ一杯だったので、これから上げ潮が効いてくるかもしれません」。私の隣で竿を出す安西さんがそう話してくれたのは11時50分。そのタイミングで竹岡沖から久里浜沖の水深35~40mエリアへと移動。船長からは「オモリを30号に変えてください」という指示が出た。仕掛けを下ろすと、みんな思い思いの誘いをかけ始める。ここで、コンスタントに釣り始めたのが安西さん。見る見るうちにカワハギが釣れて、アッという間に「ツ抜け(2桁)」達成!「2m位浮かせて誘いをかけて、少し待つとコツコツと喰ってきますよ」。このアドバイスを忠実に守ると、私にも2匹のカワハギが釣れた!カワハギ釣りは奥が深い。その日その時の条件に合った最良の誘い、タナ、仕掛けを探り当てた人に好釣果がもたらされる。それが簡単ではないから、これだけ釣り人を魅了し続けてきたのだろう。この日は竿頭が14匹。最大は28cm。数的には平年並みだが、全体的に型はよかったし、肝も大きかった模様。今回、かなり勉強になったので、忘れないうちに『新修丸』さんにまた乗るぞ!