あと、残り2時間という時点で、私は342匹、ハセガワは800匹弱。お互い目標までギリギリな感じだ。たとえペースよく釣れていても、どうしてもトラブルが生じて、釣りを中断せざるを得ない状況に陥る。一番多いトラブルは、電動リールの糸巻きこみや、リール自体の故障だ。やはり手作りなので、市販のリールよりもトラブルが多い。でも手作りなので、その場での修理で直せるというメリットもある。それから、うっかり針を自分の靴下に刺してしまったり、自分が出している2本の仕掛けが絡まってしまったり……など、細かいトラブルがかなりの時間的ロスにつながるのだ。テッペイ「あと30分!」ハセガワ「ああ!もうだめか?」テッペイ「行けるかも!」ところが5分後、諏訪湖の女神は突然そっぽを向いてしまった。ハセガワ「アタリ、止まったな」テッペイ「こりゃダメだ」ここで完全にアタリが止まってしまった。結局私は474匹、ハセガワは……惜しくも936匹で終了!残念ながら1000匹の大台には乗せられなかった。でも、正直言って、ハセガワはほぼ1000匹だ。私の474匹だって、ワンタックルにしては堂々の大漁だと思う。途中、手巻きリールのタックルを追加したこともあったが、むしろトラブルの元となったので1時間ほどでワンタックルに戻したのだ。ハセガワ「やっぱり1000匹の壁は厚いな。たまに取り込みに失敗して落としちゃうワカサギいるじゃん。『まあ、1匹くらいいいか』と思っちゃうんだけど、あの取りこぼしが今になると惜しまれるな」テッペイ「ハセガワがあれだけ休みなく釣り続けても、1000匹達成できないんだからね。俺は指も太いし、餌を付ける作業も、仕掛けを結ぶ作業も、どうしてもハセガワより遅い。だから俺はたとえ2タックル出しても能力的に1000匹は無理だなと痛感したよ」今年の諏訪湖のワカサギは型もよく、味も絶品!数釣りのピークは12~1月だけど、シーズンは3月までなので、まだまだ楽しめる。個人的には、この冬もう一度500匹を目指して挑戦してみたい。