黒鯛を釣ってから1時間半以上も音沙汰なしの状態が続き、残り時間が5分に迫ったところで、ラスト一投を投入。コマセの残りをドカ巻きして、祈る思いでアタリと待った。この時間になり風も出てきたため、非常に釣り辛い状況となったが、スプールから一定速度で出ていた道糸が一瞬だけ早くなり、また速度が遅くなった。アタリかどうかが分からなかったので、30秒くらい間を置いて強く合わせを入れると、この日一番のシャープな引きで竿が曲がった。何度か磯際に突っ込むが、慎重に魚をいなし時間をかけて海面まで上げた。薄茶色の魚体の正体は40cmに迫るメイチダイ。良く引くはずだ!後半に何とか巻き返しを図り、ベテラン勢の釣果に追いつくことが出来たが、全体的には初春らしい厳しいコンディションでの釣行となった。例年5月中旬から夜釣りを開始するが、それまでの約1ヶ月間は今回と同じような状況になる可能性が高い。その中で出会えるチャンスがグッと高まる「真鯛」を狙って、また磯に出かけてみよう!