10時を回る頃、食いが渋くなってきた。それでも、手慣れた人は、ポイントに入れば確実に掛けている。一つリズムが狂いだすと、アタリが取れず、空合わせでも掛けられない。上荒磯さんは「ポイントに入れば皆にアタリがあっても良い筈。餌をフグに見せれば追っかけて来る」と言う。言っている傍で良型フグを連続して釣り上げる。堺さんが一段と大きなフグを釣り上げた。加藤さんが腹一杯膨らませたフグを取り込んだ所で、11時30分、沖上りの時間になった。30cm前後の良型揃い!最終釣果は10~19匹。良型揃いでボリューム満点。空合わせ中心の釣りに徹した左舷トモの石和田利一さんが19匹。アタリを取って掛けた右舷ミヨシの上荒磯正美さんは17匹。持てるテクニックを駆使しての釣りだ。噂通り30cm前後の良型が揃った。日によりアカメ(ヒガンフグ)も交じるとの事。釣ったフグは、下船後船宿に戻り、処理師免許を持った船長が捌いてくれるので、血を水で綺麗に洗い落として持ち帰る。大原沖のショウサイフグは、味が良いことで定評がある。「4月頃まで楽しめます」と船長。鍋ネタに、刺し身に、唐揚げに、良型だから食べ応え充分。是非足を運んでみて頂きたい。