市東船長は状況を見ながらポイントを移動。コマセが効いてくると、ふたたび良型イサキがヒットする展開。ダブルもあり最高のイサキ日和だ。と、ここで実験をしてみることにした。針のサイズを変えずにハリスを太めの3.5号に。すると、明らかにフッキングが甘くなったのだ。アワセた時にハリスが伸び切らないのと、ハリスの撓みが出てしまうため、アタリ自体の感度も悪い。ここが船宿オリジナル仕掛けの〝ハリス1.7号〟という数字に表れているのだと実感。1.5号だと切れる可能性があるし、耐久性にも不安が残る。絶妙なバランス設定がなされているのだ。あくまでも個人的なタックルでは太くても2号くらいまで(後述するがラスト1時間は2.5号も使用)。実験もそこそこに、仕掛けを戻し良型イサキに癒してもらった。残り1時間となり「では、ハナダイに向かいますね」と船長。片貝沖まで移動しハナダイを狙うことに!なんて欲張りなコースなんだ。タナは27m。すると、メインターゲットのハナダイはもちろんのこと、マダイ、メバル、良型サバなど、様々な魚の顔を拝ませてもらった。そして午前11時に沖上がりとなった。最終的な船中の釣果は、イサキのトップが50匹。30匹台の方もたくさんいた。サイズが良くボリュームもあるので「クーラーが超重い」と嬉しい悲鳴が方々から聞こえてくる。またラスト1時間のハナダイのポイントでは、良型のマダイらしきヒットがありハリス切れのお客さんが2名いた。イサキだけでなく+αの魚も今期絶好調。片貝港発「イサキ&ハナダイ五目」ぜひ体験していただきたい!