ガシラの釣り方は簡単だ。オモリが着底したら根掛かりしないように常に底を取り直し、ラインテンションをゼロにして待つ。と、竿先に心地よいアタリが出る。合わせのタイミングは、1匹釣り上げればすぐにわかる。アタリがあっても早合わせすると、イカナゴの頭だけがハリに残って上がってくる。逆に強い引き込みがあって、待ち過ぎると根に潜られてしまう。大きな餌の方が大型がくる。餌を動かし過ぎると怖いもの知らずの小型ガシラや磯ベラが飛びついてくる。全員の個人イケスがガシラの朱色で染まり、土産は確保できたようだ。第二幕のガシラ釣りが終わり、潮が動きだした別ポイントに移動してメバル狙いを再開。ベテラン組は仕掛けとロッドをチェンジ。餌もボイルイカナゴからシラサエビにチェンジ。胴付き仕掛けにシラサエビを刺して狙ってみる。底を狙うと相変わらずガシラが食ってくる。ほぼ入れ食い状態。メバルは上がっていない様子。時折、ベテラン、ビギナー組の竿が曲がるが、やはりガシラだ。こんな時は釣れる魚を釣った方がいいのかも…。底狙いでバリバリ食ってくるガシラをどんどん追加した。アッという間に20匹達成して納竿。船長は明るい見通し!船長に今後の見通しを聞くと、「イカナゴの“新子”がまだ小さいので、活き餌として使えるのは3月後半ぐらいから。それまでは今日のようにシラサエビを使ったり、シロウオを代用の餌として使います。イカナゴが餌として使えるようになると本番を迎えるわけですが、実はイカナゴが小さくて漁がまだ解禁にならないまでの間が大チャンス!海の中には網で獲られないで泳ぎまわっているイカナゴの稚魚が沢山いる。それを産卵後のメバルが、体力回復のために狂ったように食いまくる。このときが大チャンス!それが、もう間もなくです!期待してください!」