かくして、富津沖から走水沖、猿島沖を攻略したこの日。上げ潮の効いて来た正午近くからメーターオーバーの良型がアタリ出す右肩上がりの展開で、東京湾タチウオのカンタンではないが夢中になれる面白みを満喫した。竿頭は36本を釣った右舷ミヨシの大竹さん。最大は左舷2番目の橋本さんが釣った111cm。「数もサイズも狙える最高の時期なんで、初心者の方も是非ぜひ来てください」と船長も太鼓判の東京湾タチウオ。アタリが多く、テクニカルで、竿を絞り込む猛烈なファイトの“釣る楽しみ”に加え、刺身や塩焼きは勿論、蒲焼きや天ぷらにしても絶品。“食べる楽しみ”については「オトコの釣りメシ」タチウオ編にコツやヒントが沢山紹介されているので要チェック。取材後日には10mの超浅場で入れ食い状態、竿頭43本に135cmのドラゴンサイズも上がる絶好釣を叩き出した「深川 吉野屋」。この夏の東京湾で最も熱いターゲットとしてお薦めしたい。