時計を見ると14時。この状況を踏まえて延長戦に入る。砂泥の中に突如出現する大きな根があるという環境に集中力MAX。フラットな海底では小型のアカアマダイがヒット。カワハギやフグを連想させるエサ取りが多い中、上丸と釣り人が一丸となって攻めている。しかし、風が強くなり止むなく引き返す。時間的にこのまま帰港すると思われたが、上丸は友ヶ島周辺でスローダウンした。あまりにもパッとしない海況に調査を兼ねた竿出しといったところ。移動が長い分、時は既に16時。小刻みに投入と回収を繰り返すがマダイの顔は拝めず。そしてアタって来たのはハマチで、2尾掛かりやダブルヒットがあったものの、アタリ自体は少なかった。常連の釣り人曰く「今期最強寒波の影響で波が収まらず本命場所で竿を出せなかったが、本命場所まで行ければすべてがスケールアップ。とにかくアタリの数が全然違うんです」と一言。『上丸』でのひとつテンヤは潮を見ての出船となるが、例年4月まで行っているそう。今回いけなかった本命の場所に行くことができたなら、きっとそこにはお魚パラダイスが待っているはずだ!