「マダイ」と聞くと敷居が高いイメージだが、タックルがシンプルかつ軽量ということもあり、ビギナーやファミリーでも楽しめる。今回、お父さんと一緒に乗船した小学生の皆斗君は、竿捌きも丁寧で次々にハナダイをヒットさせていた。「上手だね。普段はどんな釣りをしているの?」と聞くと、「この釣り(ひとつテンヤマダイ)です」と笑顔で答えてくれた。餌付けやリフト&フォール、喰わせるタイミング等も完璧。記者とお父さんがホシザメを連続ヒットさせているのを横目に、ハナダイ、カナガシラ、ショウサイフグと次々に魚種を追加させていたのは圧巻だった。しばらくすると、大ドモで再び良型マダイがヒット、さらに女性アングラーに良型トラフグ、ルアーアングラーにイナダがヒット。船上は終始賑やかであった。記者は敢えて通常のテンヤで粘ってみたが、型を見た程度でアタリが少ない。ここで誘導式に変更すると直ぐにヒットした。魚はハナダイであったがアタリが多く、誘導なのでオモリ部分と餌を付けた針までの間隔が長くなり、ハリスの様な効果で喰い込みが良かったのだろう。後半も時折良型マダイが上がり午後11時沖上がりを迎えた。3隻出しで別船では5kgオーバーも浮上。取材数日前には8kg超えと今期の鹿島沖は大型のチャンスだ!