ロケ当日は春の嵐。当然ながら厳しい状況が続くのだが、移動の末にベイトとなる大量のハクが集まるポイントにたどり着いた。と、ここで小原さんがチョイスし大型プラグ「ガボッツ150(BlueBlue)」。マイクロベイトであるハクに対して、150mmのプラグというチョイス。額面通りにいくのであれば、大き目のベイトを捕食している魚がターゲットになるプラグになるが、この強気なセレクトが奏功し、待望のバイトを引き出すことに成功する!しかしながらキャッチまでは至らず…。オープニングで村岡昌憲さんが指摘していた〝カメラで撮影されている時の緊張感〟の仕業か!?これはもう本命の釣果なしで終わってしまうのか…!?と思われたが、小原さんはやり遂げた。自分の釣り、そして愛用の「ガボッツ150」を信じて投げ続けた末に、本命をキャッチすることに成功したのだ。まさに感極まる1本!であった。小原暁彦さんが、大胆かつ緻密な攻めで“トップ&サーフェイス”の釣りを組み立てる「『シーバス無双』10鹿児島県鹿児島湾」は、シーバスビギナーからエキスパートまで誰しも楽しめる、必見の内容である。