納竿時間となり、片付けを終えて再び『祐千丸』に乗り込む。港へ戻る船上では、自然と反省会がスタートした。朝イチの大型グレの喰い方や、潮止まりで失速した時間帯の攻め方、そして釣り座移動後に時合いを捉えられた要因など、それぞれが感じたことを出し合っていく。「もっと早くあの裏側に移動していればどうだったか」「ガン玉の号数を落としたタイミングがハマった」など、実釣直後だからこそ出てくる生々しい話が多く、次の釣行に直結しそうなヒントがいくつも見つかった。こうした情報共有ができるのも、気心知れたメンバーとの釣りならではの楽しさである。港に着いてからは荷物を降ろし、船長にお礼を伝えて解散準備。この日はそのまま帰路につくのではなく、大隅方面の釣り場をよく知る店主がいる『つりえさ将ちゃん』に立ち寄ることにした。店内では、今回入った磯「コシキ」の話に加え、周辺の実績ポイントや季節ごとの狙い目、エサ取りの多い時期の対策など、現地ならではの貴重な情報を教えてもらうことができた。実釣の手応えと、ショップで仕入れた情報が頭の中でリンクしていく感覚があり、「次はこう攻めてみよう」という具体的なイメージが早くも固まりつつある。こうして、実釣と反省、そして情報収集まで含めて、非常に中身の濃い南大隅・浜尻釣行となった。