マダコ釣りを開始して3時間ほど経った正午頃、「最後に1時間程タイラバをやって帰ろう」とのアナウンス。間もなく、「軸丸さんの竿が曲がった」との声。釣り座に向うと良型のシロギスだった。そしてミヨシ側では伊東さんの隣で竿を出している大垣さんがチャリコ(小型マダイ)やカサゴをヒットさせる中、最後には“鯛めし”サイズのマダイをゲット!その直後に終了のアナウンスが流れた。帰港後、冷たいコーヒーとおしぼりを頂いてリフレッシュ。その際に伊東さんに、この日明らかに調子が悪かったミヨシ側について聞いてみた。潮流の速い明石海峡域では“どてら流し”が出来ない為、ミヨシかトモからポイントに入る事が多いのだが、朝一は変な波だった。そうなると上下幅が出やすいミヨシは常に仕掛けを安定させるのに苦労するのだ。「こんな日もありますよ」と笑顔で答えてくれた。そして伊東さんはこんな事も言ってくれた。「何かと人気のない胴の間ですが、ミヨシ、トモどっちからポイントに入っても確実に胴の間にもチャンスが来る。そして釣り座が船長の横なら船長は目の前の仕掛けの流れを見ながら操船するので一番釣りやすくなる」。納得である。