スルメイカをより快適に釣るコツを船長に訊いた。「仕掛けを降ろして行きながら、触ってるのが分かるかどうかだね。結構タナが広いから、指示ダナの上から少しずつ落として行って、触ればそこでシャクって誘ってみると良い」と。また、「オマツリが多い時や、周りが釣れてるのに自分だけ釣れないような時は、仕掛けをいったん全部上げて、オモリの投入からやり直した方が良い」との事。これは二枚潮のような難しい時ほど有効なので、船上で手詰まりになったら是非思い出して頂きたい。 イカ修行はイカに精通した船宿でこの日の竿頭は、何度も多点掛けを見せてくれた常連の本田さん。「やっとイカが大きくなって、釣果もだんだん良くなって来た。アタリは多かったから、オマツリとサメさえなければ…」。前日、前々日と束釣り(100杯超え)が続いていたため悔しそうだったが、厳しい二枚潮に悩まされながら66杯と大健闘。船長と言い、常連さんと言い、イカに精通した人々が集う『長七丸』。もう1ランク上の釣りを習得したい釣り人にお薦めしたい、南房の“イカ道場”だ。