そして太陽が日没に向かって傾き始めた頃にこの日のハイライトを迎えるゴングが鳴った。右舷ではこの日初めてドラグの唸る音。竿を強く叩くその引きは明らかにマダイのそれ。ついに待ちに待った時間が来た。期待を一身に背負って上がってきたのは2.8kgの中ダイ。近くを流す「梅花丸」別船でも同じようなサイズのマダイが上がった。ここからは大ダイが連発。別船ではこの日最大の4.8kgが。最終的に2隻で4匹の2kg超えを記録。しかし、これは上がった数である。実はこの裏にはあまりの大きさで根に潜られたり、根に糸を擦られたりが頻発している。実際の盛り上がりは相当なものだった。 逃がした獲物はデカイ!宿題盛りだくさんこの日は良い時間が夕方だった。しかし、一概にいつもそうだとは言えない。潮の流れに影響されることが大きく、朝一にアタリが集中する事もある。こればかりは運に任せるしかないが、現在の飯岡沖には明らかに大きな群れがいる。しかも大ダイの群れだ。恥ずかしながら私もこの日は腕が足りなく3匹の大ダイに糸を切られる結果となり大変悔しい思いをした。いよいよ本格シーズンを迎えた飯岡沖の大ダイ。すぐの再戦を誓って港を後にした。