トップゲームさながらのフットワークでタイミング良く移動して行く。小刻みな移動はロスタイムに感じるかもしれないが、その場その場で確実にヒットしていた。時折サワラが交じる中、安藤達紀さんがブリ級を掛けると、小島聖史さんにもブリ!食ってくるサイズが明らかに上がった!そしてこの日、色々と話を聞かせてもらっていた林峯啓さんはいまだノーヒット。周りで竿が曲がり、同行の岡部知之さんも釣っているだけに焦りもあったと思うが、終始落ち着いて対応していた。そしてラストのアナウンス。時刻は午後1時45分。「これまでか…」と思った矢先、林さんのリールから強烈なドラグ音が響いた!林さんはライトタックルで道糸はPE1.5号。無理は出来ない。中々底を切れない相手に見ている私が焦ったが、慎重かつ大胆に巻き上げる林さんと、アシストに入った岡部さんのランディングでキャッチされたのは丸々と肥えたブリ。それを見た船長は“勝機”を感じて延長戦に入った。そして船上はラッシュタイムに突入!トリプルヒットもあり、林さんも怒涛の追い上げで2匹のブリを追加、2時20分に沖上がりとなった。船長は帰港後すぐにタックルを洗う準備。強力なエアー(コンプレッサー)まで用意してあって、洗って濡れたタックルの水分を一気に飛ばす事が出来、至れり尽くせり。ジギングは勿論、トップゲームにタイラバからマイクロジギングまで、幅広い展開を堪能出来る「力尚丸」のルアーゲーム、是非楽しんで頂きたい。