一方のルアーは、タチウオのご機嫌が好ましくない模様。ワンピッチジャークでリズムよくジグを上手にシャクって来るがタチウオがなかなか口を使わない。シャクるペースや幅を試行錯誤、この日のタチウオに合う誘いを探す。これは餌釣りにも通じるのだが、タチウオの好む誘い方はその日次第。前日はこれが良かったが、次の日は…って事はよくある。「大事なのは自分の基準を持つ事。まずそれでやってみてその日の微調整をすれば“あたり”が見つかる」と船長。ルアーの“あたり”が見つかったようだ。この日最初の1匹が上がった。45匹の数釣り達成!この日のタチウオは終始ご機嫌。サイズは夏時期らしい小型が頻繁に交じるが、それでもアタリが途絶えないので楽しい。時には“ドラゴン級”の良型も交じるので油断禁物。藁田さんには105cmの良型も顔を出した。終日降り続いた土砂降りの雨が気にならないぐらいアタリが途絶えることがなく、ハイペースで魚を掛けた藁田さんは45匹のタチウオを釣り上げて納竿。この日のタナはまだまだ40m程。これから海水温の上昇と共にどんどん浅くなっていき、さらに数釣れる事だろう。魚探反応はかなり広範囲に出ている。今年も熱いタチウオシーズンが期待出来そうだ。