船長は、フグが多くなると船を移動、数回アンカーを打ち直しながらポイントを探る。雨が降り始めて釣り辛くなったが、2本竿を左右にキャスト。オモリが底に着いたら一旦タナを切り、仕掛けが張る状態にして竿掛けにセット。竿が曲がるか曲がらないかの微妙な位置で待つ。置き竿と言っても忙しい釣りで、道糸の張り具合や向き等を小マメに調整が必要で、竿が多ければ多い程、テクニックが必要になる。ラインを調整する為に竿を持つと重さを感じた。“居食い”している状態だ。タイミングを見て居た所でアタリが引きに変わった。合わせて巻き始めると中々の引き。上がって来ると何とマコガレイのダブル。更に大ドモ(船尾)の柿崎さんもダブル、ミヨシの田原さんもマコガレイを釣り上げた。トリプルヒットで一気に5匹。面白すぎる!右舷でも高木さんにヒット。予想以上の連続ヒットだった。時間も後半になり潮止まり。最後に下げ潮が効き始めると右舷トモの外山さんが2匹追加。柿崎さんは上手くアタリを捉え8匹目をヒット。そして、午後3時30分沖上がりの時間となった。竿頭の柿崎さんは、「年末3回0匹だったんです。ようやく花開きました」と笑顔。この日の釣果は2~8匹で最大39cm。気になるのはサイズで判る通り、ほぼオスのマコガレイだという事。これから大型であるメスの荒食いが始まる。生憎の雨で寒かったが「熱い展開」に大満足。“江戸前”の大型マコガレイ、今シーズンは大いに期待出来そうだ。